直火焼き
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直火焼き(じかびやき)とは、乾式加熱を伴う調理形態の一種で、熱媒(鍋・釜や油)を利用せず、火で直接食品の表面を加熱した料理である。加熱調理の技法としては人類最古のものと思われる[1]。直火焼きには著しい量の輻射熱が伴い、肉を手早く調理する際に用いられる傾向がある。熱源と食材との間に鉄格子(グリル)や金網などを置いて加熱する場合は、網焼き(あみやき)と呼ばれる。
- ^ (英語)Kenneth Miller (2013年5月). “Archaeologists Find Earliest Evidence of Humans Cooking With Fire”. Discover Magazine. Kalmbach Publishing Co.. 2017年2月23日閲覧。
- ^ (英語)Schröder, Monika J.A. (2003). Food Quality and Consumer Value: Delivering Food that Satisfies. Berlin: Springer. p. 150. ISBN 3540439145 2017年2月23日閲覧。
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- ^ (英語)杉村隆; 若林敬二; 中釜斉; 長尾美奈子 (April 2004). “Heterocyclic amines: Mutagens/carcinogens produced during cooking of meat and fish”. Cancer Science 95 (4): 290–299. doi:10.1111/j.1349-7006.2004.tb03205.x.
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- ^ 青木幸子監修『おとなの「家庭科の教科書」 ― 家事の苦手がなくなる! 生活が楽しくなる!』笠倉出版社、2016年、50頁。ISBN 4773086955。
- ^ 『何度も作りたい人気おかず480品』学研プラス、2015年、64頁。ISBN 4059142344。
- ^ a b “COOKING「熱のハナシ」”. BEEF-LAB.com (2012年12月29日). 2017年2月23日閲覧。
- ^ 『美味しんぼ』「炭火の魔力」
- ^ “魚もプリンもピザも「炙り」でうまくなる!!”. 日経トレンディネット (2014年12月17日). 2017年2月23日閲覧。
- ^ a b (英語)Wong, Cathy (2014年12月12日). “5 Tips That May Help Reduce Carcinogens in Cooked Meat”. Altmedicine.about.com. 2017年2月23日閲覧。
- ^ Boston, 677 Huntington Avenue (2018年3月22日). “Grilling, high-temperature cooking linked with high blood pressure” (英語). News. 2022年8月18日閲覧。
- ^ “How Meat Is Cooked May Affect Risk of Type 2 Diabetes” (英語). The Nutrition Source (2018年3月23日). 2022年8月18日閲覧。
- ^ “Grilling and other high-temperature cooking may raise risk of high blood pressure” (英語). ScienceDaily. 2022年8月18日閲覧。
直火式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/24 06:20 UTC 版)
直火式は効率が良く熱が高くなり易く火力が高いが、名称の通り、直火であるためメンテナンスが行き届いてなかったり、古い乾燥車は匂いがあったりする。
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直火式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 18:53 UTC 版)
直火式の抽出器はコンロの上に直にエスプレッソの抽出器を置いて加熱し、熱を加えた際に発生する蒸気圧力によって抽出する方法である。抽出器の底面が水タンクとなっており、下から熱を加える事で沸騰した湯が、自身の蒸気圧で加圧され、サイフォンの原理により器具内部にあるコーヒー豆粉末が詰められたフィルター部を通って、本体上部に抽出されたコーヒーが溜まる仕組みになっている。抽出できる量は、器具の大きさによって決まり、一杯用から多人数用まで多様にある。 「モカエキスプレス」も参照 直火式の器具は電気式のエスプレッソマシンと比較した場合の特長として、器具が小さく構造が簡単であるため、総じて安価で置き場所も取らない点がある。また、アルコールランプやアウトドアコンロ等でも抽出できるため、キャンプや登山など屋外で淹れることも可能である。一方、せいぜい2-4気圧程度とエスプレッソマシンと比べると低い圧力で抽出しているため、多少抽出される成分に偏りがあり、香りの複雑さでは若干劣ると言われる。器具によっては錘を利用した圧力弁により2 - 2.5気圧程度を得られるものもある。また、フィルターへのコーヒー豆のセットや水の充填・沸騰と、一回ごとに手間がかかる。 直火に器具を掛けて抽出する方式の器具の名称では、「マキネッタ」(macchinetta) や大手メーカー製品の商品名である「モカ・エクスプレス」(Moka Express)、「直台式」、「直火式」、あるいは単にエスプレッソメーカーなどと呼ばれている。また、直火式の器具も含めてエスプレッソマシンと言われることもある。マキネッタは元々、ナポリ式コーヒー用の転倒式抽出器(ナポレターナ)も含め小型のコーヒー抽出器を指す語だが、日本では2000年代頃からこの直火に掛ける簡便なエスプレッソ抽出器を指す語として使われている模様である。 なお、エスプレッソとは本来、マシンで高圧抽出されたものだけを指し、直火式で抽出されたものは「モカ」と呼ばれて両者は全く別の飲み物であるという見解もある。
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