直焚き式二重効用吸収式冷温水器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:46 UTC 版)
「吸収式冷凍機」の記事における「直焚き式二重効用吸収式冷温水器」の解説
バーナーの燃焼で再生器を直接熱し2段階の熱利用を行うものである。都市ガス・液化石油ガス・灯油・A重油・木質ペレットなどが燃料として使用される。冬季には温水器として使用でき、暖房用ボイラーと蒸気圧縮冷凍機とを設置する場合と比較して、設置面積が小さくなる。 温水の取り出しには次のようなものがある。 蒸発器 : 内部の配管を切替えて、冷房時と同じ蒸発器から温水を取り出すものであり、中小型機のほとんどを占める。冷温水同時取り出しは不可能である。 吸収器・凝縮器の直列通水 : 冷却水配管から温水を取り出すものである。第一種吸収ヒートポンプとしての冷温水同時取り出しが可能である。 別置き温水熱交換器 : 温水熱交換機を別に設けるものである。夏季に温水器を切り離すことが可能であり、冷温水同時取り出し時の温水の温度調節が容易である。 低温再生器:冷房運転時に能力の10%程度の温水を取り出す事が出来る。
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