病に対する周囲の反応とは? わかりやすく解説

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病に対する周囲の反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:30 UTC 版)

津田恒実」の記事における「病に対する周囲の反応」の解説

津田の病を知った当時山崎隆造選手会長は、すぐに全選手集めその事実を知らせとともに、「津田のために優勝しよう津田優勝旅行に連れて行ってやろう」と涙ながらに訴えた広島ナインはこれに奮起しこの年チーム夏場まで独走していた中日ドラゴンズ逆転でかわし、5年ぶりのセ・リーグ優勝果たした。この時、津田とダブルストッパーを組むことになっていた大野豊始めとする投手陣は、リーグ投手部門の主要タイトル独占するという大活躍を見せている(最優秀救援投手: 大野最多勝利最優秀防御率沢村賞: 佐々岡真司最高勝率: 北別府学最多奪三振: 川口和久)。 チームメイトであった森脇浩司とは無二の親友で、1987年シーズン中森脇南海ホークストレードされた時は、夫人に対して「お前か浩司のどっちかをとれって言われたら、オレは浩司をとる」と言い夫人呆れさせたほどだったが、晩年済生会福岡総合病院転院し闘病生活送っていた津田及び周辺諸々世話積極的に行っていたのも森脇だった。津田一時回復見せた時、森脇は「オレ年俸半額にしてでも、お前を現役復帰させられるように球団福岡ダイエーホークス)に掛け合ってやる」と言ったとされ、退院後には居宅となる借家手配した没年同年1993年森脇結婚し披露宴挙げた際には、亡き津田のために席を用意し津田グラスビール注いでキャンドルサービス行い同席した金石昭人清川栄治友人涙を誘った津田が再びマウンドに立つことはなかったが、津田一人息子大毅は、森脇らの計らいにより福岡ドームマウンド始球式で立つことになった逝去し当日東京ドームオールスターゲーム第1戦が行われることになっていた。逝去知らせ開幕セレモニー直前両軍関係者届いたといい、津田訃報試合中継途中アナウンスされと共に地元広島テレビ各局で津田親交のあったアナウンサーは、涙ながらに訃報伝えていた。山本浩二監督始めとする広島選手は、全員喪服ではなくユニフォーム姿で津田葬儀参列した通夜営まれ翌日の第2戦(グリーンスタジアム神戸)では9回裏に大野豊登板バックを守る野村謙二郎をして「津田さんの気持ち乗り移ったような投球だった。あんな大野さんは見たことがなかった」ほどの鬼気迫る投球で、二者連続三振を含むパーフェクトリリーフでオールスターセーブ挙げている。 こうした野球人生多くファンに強い印象残した2000年には、晃代夫人著書最後のストライク』が岸谷五朗主演ドラマ化された。また、鹿児島市居酒屋「のん呑ん亭」の店の壁にある、津田テーマとした詩が、FMラジオ番組[信頼性検証]で紹介され話題になったこともある。ある詩人即興書いたものだが、ラジオでの紹介きっかけ存在広まり、後には津田家族関係者来店するようになったという。 2020年現在広島背番号14着用している大瀬良大地同じく背番号14着用している東北楽天ゴールデンイーグルス則本昂大は、目標投手として津田の名を挙げている。

※この「病に対する周囲の反応」の解説は、「津田恒実」の解説の一部です。
「病に対する周囲の反応」を含む「津田恒実」の記事については、「津田恒実」の概要を参照ください。

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