現実的弊害とは? わかりやすく解説

現実的弊害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 10:16 UTC 版)

野次馬」の記事における「現実的弊害」の解説

野次馬は、事件や事故現場に集まることで、救援者や問題解決責任者業務支障を来たすことが多い。近年日本では大規模な火災現場事故現場などに自動車乗りつけたりするケース多く見られ消防車救急車到着が遅れる、野次馬整理誘導警察官人員割かれる被害者肖像権無視した興味本位撮影が行われるなどといった害も少なからず発生していて、以前にも増して社会問題となっている。 海外ではサッカー野球などの競技場で、選手同士喧嘩引き金となって観客同調し乱闘などの騒動発展するケース見られる日本においても、豊田商事会長刺殺事件のように野次馬煽った結果引き起こされ事件もある。 また、街頭でテレビ中継現場集まりレポーター後ろ意図的にカメラ映ろうとする等の野次馬みられる天気予報イベント取材などの緊迫した物でなければはまだ許されるが、事件や事故現場中継場合はその不謹慎さから視聴者不快感与えことがある主な事例 1997年6月28日の『NHKニュース9』における神戸連続児童殺傷事件容疑者逮捕須磨警察署からの中継レポーター後ろ集まっていた野次馬押し合ってカメラ映ろうとしたり、大声上げて騒いだりしたことによって、中継不可能なほどの混乱状態に陥り、一時的な中断余儀なくされた。その後別の場所で撮影が行われたが、大声談笑したり、携帯電話大声話したりする野次馬たちの騒ぎ声が音声に交じった。後に、この光景事件に関するアンケートでも大きく取り上げられこうした野次馬たちの軽率な態度に対して批判的な意見多く寄せられた。 2009年11月10日の「関西845」におけるイギリス人女性英会話講師殺害事件容疑者逮捕住之江警察署からの中継記者背後多数おどけた野次馬の姿が映り笑い声談笑する声が音声混じったインターネット環境手軽な情報機器充実した現代社会における野次馬行為は、ジャーナリストとしての側面もあるが、一個人(データマン)の記事アンカーマン(デスク)などに監査されずに外部報道されしまうため、直接的な迷惑行為間違った情報投稿プライバシー配慮誤字脱字問題留まることなくインターネット社会潜在し大きな影響力を持つものとなってきている。また、ジャーナリスト技量が無い著名な人や組織情報公開した場合、その問題は更に顕著になる主な事例 JR新宿駅2019年10月2日夜に起きた人身事故視覚障害者男性死亡した現場そばのホームで、複数人野次馬スマートフォンブルーシート内側差し込んでまで撮影しようとした野次馬撮影した死体写真SNS投稿するつもりだったとみられる

※この「現実的弊害」の解説は、「野次馬」の解説の一部です。
「現実的弊害」を含む「野次馬」の記事については、「野次馬」の概要を参照ください。

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