物体パーツ

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物体パーツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2018/12/24 12:06 UTC 版)

「World Wide Adventure」の記事における「物体パーツ」の解説

物体パーツのタイプは13種類あり、メッセージ、モンスターなどはこれに含まれる。物体パーツは、2つの画像を指定することで、その2つの画像をアニメーションさせることができる。2つ目を指定しない場合、そのパーツはアニメーションしない。代わりに動作速度が向上する。また、物体パーツの中には、 静止、プレイヤー追尾、逃げる、うろうろする、の4種類の動作属性の設定 パーツを通り抜けられるかどうかの、通行区分の設定 パーツに触れたなどした際に、指定の効果音を流す パーツに触れたなどした際に、指定したメッセージを表示する パーツに触れたなどした際に、イベントを発生させる などの事柄を設定できるパーツが存在する。1つのWWAで作れる物体パーツの種類は背景パーツと同じく最大200種類、Ver3.10以降では同様に拡張により50ずつ、最大4000種類まで拡張できる。 Ver3.10からは描画方式が変更され、全画面描画になった。これにより、動く物体パーツにモーションが与えられた。 通常物体 このパーツは、動作属性と通行区分の設定しか出来ない物体である。しかし、一部のゲームでは重要な役割を果たし、画像を透明にして通行区分を通行可能にしておくと「主人公は通れるが敵キャラクターは通れない」という事も可能になる。また、画像を背景と同じにすれば後述する劇イベントにも使用できる。 メッセージ このパーツは、メッセージの表示を主とするが、他にも動作属性、効果音の再生、イベントの発生（イベント発生までの待ち時間設定ができる）の設定ができる。ゲーム内では、会話イベントや看板などにしばしば用いられる。連続したメッセージは、Ver3.00以降は後述するマクロ文で簡単にできるが、それ以前のバージョンでも同じ座標に連続してメッセージパーツを置くことで実現していた。なお、メッセージに何も入力しなければ、メッセージ無しで出現するパーツとなる。 モンスター このパーツに触れると、モンスターとの戦闘が始まる。（戦闘のシステムについては、後述の戦闘システムを参照。）モンスターも、プレーヤーと同じように生命力、攻撃力、防御力、所持金を設定できる。ただし、設定できる数値は、生命力・攻撃力・防御力は60000まで、所持金は30000までである。そして、モンスターとの戦闘終了後に、モンスターのいた場所に物体パーツを表示させることができる。他に、効果音の再生、動作属性、パーツに触れた時のメッセージ、イベントの発生の設定ができる。 アイテム このパーツは、取得すると画面右のアイテムボックスに表示される。剣や盾などのように、プレーヤーの攻撃力や防御力を加算することもできる。また、取得時に、アイテムボックスの格納位置を、1～12の番号で決めることができる。効果音の再生、動作属性、アイテム取得後のメッセージ、イベントの発生のほかに、アイテムの使用属性を設定できる。使用属性は、通常（所持しているだけ）、クリックで使用可（アイテムをクリック時に、メッセージ表示、イベントの発生ができる。クリック後アイテムは消滅）、使用しても無くならない（クリックで使用可と同じで、クリック後もアイテムが消滅しない）、の3種類が設定できる。なお、通常の使用属性ではアイテム取得時にメッセージが表示されるが、それ以外の使用属性では、クリック時にメッセージが表示される。 扉 このパーツは、指定したアイテムパーツ（鍵）を持っていた場合に触れると消去される。消去される前の通行区分、動作属性、消去された後の効果音の再生、扉開放後のメッセージの表示、イベントの発生を設定できる。また、扉を開けた時に鍵を消費するのかしないのか、扉の種類を設定することができる。 ステータス変化 このパーツに触れると、プレーヤーのステータスを変化させることができる。生命力、攻撃力、防御力、所持金を加算、減算することができる。 設定できる数値には限度があり、-30000～30000の間の数値のみ設定できる。ただし、生命力以外で自分のステータスよりもマイナスの値が大きい場合は、何も起こらずに物体は消去される。生命力では、マイナス値が大きい場合でも容赦なくゲームオーバー扱いになる。また、アイテムによって加算されている攻撃力や防御力までは減算されない。効果音の再生、動作属性、パーツに触れた時のメッセージ、イベントの発生の設定ができる。 物を売る このパーツに触れると、指定したパーツを買うことができるほか、生命力、攻撃力、防御力の増減もできる。なお、販売金額は0以上30000以下の数値を設定できる。効果音の再生、動作属性、パーツに触れた時のメッセージ、イベントの発生の設定ができる。 物を買う このパーツに触れると、指定したパーツを売ることができる。なお、買取金額は0以上30000以下の数値を設定できる。効果音の再生、動作属性、パーツに触れた時のメッセージ、イベントの発生の設定ができる。この「買う」は物体パーツから見た「買う」、つまり「購入」ではなく「買い取る」である点に注意。 URLゲート このパーツに触れると、「他のページにリンクします。よろしいですか？」と問われ、Yesを選択すると、予め指定されたページへとリンクする。イベントを発生させることは出来ない。背景パーツのURLゲートと基本的には変わらない。 スコア表示 このパーツに触れると、画面上部にスコアを表示する。スコアは、攻撃力・防御力・生命力・所持金のステータスを指定した倍率で掛けた数の合計値である。他に、パーツに触れた時のメッセージの設定ができる。また昨今では、CGIを使うことでスコアランキングを作ることもできる。 ランダム選択 このパーツは、事前に指定した10種類までのパーツをランダムに表示するパーツである。宝箱の中身に用いられたり、ランダムエンカウント等を実現することも可能。 二者択一 このパーツは、プレーヤーのYes、Noの選択によって2種類のイベントを起こすことができるパーツである。他に、効果音の再生、動作属性、パーツに触れた時のメッセージの設定ができる。 ジャンプゲート このパーツにプレイヤーが触れると、予め座標で指定された地点へワープする。この地点は、直接ワープさせたい地点の数字を指定すること（例:X=1、Y=2）もできるが、相対座標による位置指定（例:X=+1、Y=-2）もできる。プレイヤーがパーツに触れた時、イベントを発生させる設定ができる。イベント時の待ち時間の設定は無いが、ゲートの通過時に指定の効果音を流す設定がある。基本的に、背景のジャンプゲートと同じであるが、連続イベントを発生させるときには、このパーツの方がよく用いられる。 （物体パーツ番号0） これは、パーツ名ではない（予め割り振られているパーツ番号を便宜上用いた）が、上記13種類のどれにも含まれない。また、このパーツを編集することは出来ない。他の物体パーツを設置している箇所にこのパーツを設置すると、その場所の物体パーツは消去される。まだ物体パーツを設置していない部分はこのパーツである。