無生物さいみんメガホン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 04:27 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (む)」の記事における「無生物さいみんメガホン」の解説
無生物さいみんメガホン(むせいぶつさいみんメガホン)は、「ドライブはそうじ機に乗って」(「無生物さいみんメガフォン」表記。てんとう虫コミックス第18巻に収録)、「魔女っ子しずちゃん」(てんとう虫コミックス第26巻に収録)、「空とぶマンガ本」(てんとう虫コミックス第40巻に収録)に登場する。 無生物、つまり生命を持たない物体に催眠術をかける道具。このメガホンで物に向かって「君は――だ」と呼びかけると、その物体がその呼び掛けた言葉のものになりきって動き出す。たとえば掃除機に向かって「君はスーパーカーだ」と言えば、掃除機がスーパーカーのように高速度で走り出す。物によっては催眠術にかかりにくいものもあるらしく、効果が現れにくい場合もある。催眠術で空想上の物(ほうきを「空飛ぶほうき」にするなど)にすることもできる。また、対象物があまりにも大きい場合、一部にしかかからないパターンもある。 変化の例 「ドライブはそうじ機に乗って」 鏡台 → テレビ(鏡面に画像が映り、引き出しのつまみが選局ダイアルになる) 伝記の本 → 漫画の本(読んで面白おかしく感じる) 机 → ピアノ(引き出しの中を鍵盤のように押して鳴らす) バット → ラッパ(柄尻の方から吹き鳴らす) 2階の窓 → 1階の窓(開けると1階の外につながる) 階段 → エスカレーター 廊下の床 → トランポリン 座蒲団 → 空飛ぶ絨毯 掃除機 → スーパーカー(最大時速300km。周囲の人々からも格好よく見える) スネ吉のスーパーカー → ごみ収集車(ひとりでにゴミ集積所に停まり、近隣住民がゴミを放り込む) 「魔女っ子しずちゃん」 箒 → 空飛ぶ箒(最初は静香の家の箒にかけたが、箒が勝手に何処かへ飛んでしまった。これに関してドラえもんは「箒の中にはそそっかしいものもある」との事。2回目はのび太の家の箒にかけて使用している) バット → 箒 「空とぶマンガ本」 カレンダーと電気剃刀 → 電話機(剃刀が受話器、カレンダーの数字がキーになる。0のキーは書き足す) ドア → 壁(開けられない) 2階の窓 → 東京タワー(庭から梯子で登ろうとするとかなりの高さ――階の指定がないが、仮にメインデッキなら120m――登らないと辿り着けない) 本の詰まった箱 → 風船(軽くなる) 野球ボール → ウサギ(気ままな方向に跳ねる) 漫画の本 → 鳥(「ハクチョウのように」と言ったため、北の空へ飛び去った) 「ドラえもん のび太の南海大冒険」 岩 → 岩男(ゴーレムの様な姿に組み上がり敵に立ち向かった。静香が使用し、漫画版では「私たちを助けて」としか言っていないが映画版では「怪力岩男」と名称を明言している)
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