準正とは? わかりやすく解説

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じゅん‐せい【準正】

読み方:じゅんせい

嫡出でない子が、その父母婚姻認知によって嫡出子身分取得すること。


準正(じゅんせい)


準正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 07:49 UTC 版)

準正(じゅんせい)とは、非嫡出子(婚姻関係にない両親から生まれた子)が嫡出子(婚姻関係にある両親の子)の身分を取得することをいう。


  1. ^ 佐藤義彦・伊藤昌司・右近健男著 『民法Ⅴ-親族・相続 第3版』 有斐閣〈有斐閣Sシリーズ〉、2005年10月、72頁
  2. ^ 佐藤義彦・伊藤昌司・右近健男著 『民法Ⅴ-親族・相続 第3版』 有斐閣〈有斐閣Sシリーズ〉、2005年10月、73頁
  3. ^ 遠藤浩・原島重義・広中俊雄・川井健・山本進一・水本浩著 『民法〈8〉親族 第4版増補補訂版』 有斐閣〈有斐閣双書〉、2004年5月、190-191頁
  4. ^ a b 川井健著 『民法概論5親族・相続』 有斐閣、2007年4月、69頁
  5. ^ 遠藤浩・原島重義・広中俊雄・川井健・山本進一・水本浩著 『民法〈8〉親族 第4版増補補訂版』 有斐閣〈有斐閣双書〉、2004年5月、191頁
  6. ^ 最高裁昭和37年4月27日判決民集16巻7号1247頁
  7. ^ 千葉洋三・床谷文雄・田中通裕・辻朗著 『プリメール民法5-家族法 第2版』 法律文化社、2005年11月、81頁
  8. ^ 佐藤義彦・伊藤昌司・右近健男著 『民法Ⅴ-親族・相続 第3版』 有斐閣〈有斐閣Sシリーズ〉、2005年10月、56頁


「準正」の続きの解説一覧

準正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:34 UTC 版)

民法典論争」の記事における「準正」の解説

準正は婚姻に依らない私通奨励する江木ほか、末松謙澄中村清彦婚姻前に産まれ長子嫡出とせず、婚姻後に同一夫婦間産まれ次子嫡出とするのはかえって日本慣習反する(法治協会旧民法人事1031.庶子父母婚姻に因りて嫡出子為る 2.私生児父母婚姻の後父の認知したに因りて嫡出子為る 日本の準正は明治16年内務省令に始まる。元々は社会倫理荒廃し私生児頻出し帝政ローマコンスタンティヌス1世)の政治的配慮由来しキリスト教の影響受けて私生児冷遇し西洋諸国によって否定された後、1926年英国法復活したもの。ボアソナードも準正子。 社会道徳維持観点から内縁の子限り姦通乱倫によって生まれた私生児の準正・認知禁じる(仏民旧331335条)のが一般だったが、親の過失を子に帰する非人道的規定との批判強く日本法制限廃しており、過度個人主義現れ批判された。 一方明治初期までの日本では、母の近縁者の男性実子として入籍するのが一般的な慣習法だったため(脱法行為ではない)、法律上庶子はあっても私生児はほぼ存在せず、準正の制度無かった草案段階では、仏法同じく嫡出子(準正子含む)のみ認めて私生児権利否定するか、旧慣通り庶子認めて嫡出子準じる保護与えるかで争点になっている。 仏民法757法律は、私生児に対して其の父又は母の血族財産関し何等権利をも与へず 法律婚尊重と、婚外子保護バランスをどこで取るかの問題である。

※この「準正」の解説は、「民法典論争」の解説の一部です。
「準正」を含む「民法典論争」の記事については、「民法典論争」の概要を参照ください。

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準正

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 03:02 UTC 版)

名詞

(じゅんせい)

  1. 非嫡出子嫡出子身分取得すること。

「準正」の例文・使い方・用例・文例

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