泉町 (石巻市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/09/14 09:20 UTC 版)
| 泉町 | |
|---|---|
| 町丁 | |
|
|
| 北緯38度25分40.1秒 東経141度17分50.4秒 / 北緯38.427806度 東経141.297333度座標: 北緯38度25分40.1秒 東経141度17分50.4秒 / 北緯38.427806度 東経141.297333度 | |
| 座標位置：石巻市立石巻中学校 | |
| 国 |  日本 |
| 都道府県 |  宮城県 |
| 市町村 |  石巻市 |
| 地域 | 本庁地域 |
| 地区 | 石巻地区 |
| 人口情報（2025年4月30日現在[1]） | |
| 人口 | 1,725 人 |
| 世帯数 | 914 世帯 |
| 設置日 | 1966年（昭和41年） 5月1日[2][3] |
| 郵便番号 | 986-0832[4] |
| 市外局番 | 0225[5] |
| ナンバープレート | 宮城[6] |
| 町字ID[7] | 0056001（一丁目） 0056002（二丁目） 0056003（三丁目） 0056004（四丁目） |
| 運輸局住所コード[8] | 04501-0168 |
 ポータル 日本の町・字 ポータル 宮城県 プロジェクト 日本の町・字 |
|
泉町（いずみちょう）は、宮城県石巻市の町丁。郵便番号は986-0832[4]。住民基本台帳に基づく人口は1,725人、世帯数は914世帯（2025年4月30日現在）[1]。現行行政地名は泉町一丁目から泉町四丁目。全域で住居表示を実施している[9]。旧石巻市石巻・門脇の各一部[2]。
地理
宮城県石巻市の南西部、本庁地区[注 1]に位置し、北を羽黒町、東を中央、南を大手町、西を双葉町に接する。
都市計画区域上では全域が市街化区域に指定されており、都市計画法上の用途地域では第二種住居地域および第二種中高層住居専用地域に分類され、防火指定はされていない[10]。
この地域は鰐山の丘陵上にひろがっており、石巻小学校、石巻中学校、仙台地方裁判所石巻支部や仙台家庭裁判所石巻支部などがある、文教・官庁・住宅の地である[2]。
地価
-
- 泉町一丁目10番43（石巻-1） : 33,500円/m2[11]
-
- 泉町一丁目10番43（石巻-10） : 33,800円/m2[11]
歴史
沿革
- 1966年（昭和41年）5月1日 - 石巻・門脇の各一部で住居表示を実施し、泉町一丁目から泉町四丁目が設置される[3]。
- 2011年（平成23年）3月11日 - 東日本大震災により被災する。（被害の詳細は#東日本大震災を参照）
- 2021年（令和3年）3月31日 - 門脇中学校が閉校[12]。
町名の変遷
町名の変遷は以下の通りである[3]。
| 変更後 | 変更前（各字ともその一部） | 変更日 | |
|---|---|---|---|
| 町丁 | 大字 | 小字 | |
| 泉町一丁目（新設） | 門脇 | 字村境 | 1966年（昭和41年）5月1日[3] |
| 石巻 | 字南鰐山 | ||
| 字八ツ沢 | |||
| 泉町二丁目（新設） | 字南鰐山 | ||
| 字八ツ沢 | |||
| 泉町三丁目（新設） | 字南鰐山 | ||
| 門脇 | 字東上野町 | ||
| 泉町四丁目（新設） | 字西村境 | ||
| 石巻 | 字南鰐山 | ||
世帯数と人口
2025年（令和7年）4月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
| 町丁 | 世帯数 | 人口 |
|---|---|---|
| 泉町一丁目 | 166世帯 | 314人 |
| 泉町二丁目 | 224世帯 | 430人 |
| 泉町三丁目 | 241世帯 | 442人 |
| 泉町四丁目 | 283世帯 | 539人 |
| 計 | 914世帯 | 1,725人 |
人口・世帯数の推移
以下は国勢調査による1995年（平成7年）以降の人口の推移。
| 年 | 人口 |
|---|---|
| 1995年（平成7年）[13] |
3,029
|
| 2000年（平成12年）[14] |
2,583
|
| 2005年（平成17年）[15] |
2,385
|
| 2010年（平成22年）[16] |
2,215
|
| 2015年（平成27年）[17] |
2,278
|
| 2020年（令和2年）[18] |
2,083
|
以下は国勢調査による1995年（平成7年）以降の世帯数の推移。
| 年 | 世帯数 |
|---|---|
| 1995年（平成7年）[13] |
1,086
|
| 2000年（平成12年）[14] |
1,039
|
| 2005年（平成17年）[15] |
990
|
| 2010年（平成22年）[16] |
905
|
| 2015年（平成27年）[17] |
958
|
| 2020年（令和2年）[18] |
943
|
学区
| 町丁 | 街区符号・住居番号 | 小学校 | 中学校 |
|---|---|---|---|
| 泉町一丁目 | 全域 | 石巻小学校 | 石巻中学校 |
| 泉町二丁目 | 全域 | ||
| 泉町三丁目 | 全域 | ||
| 泉町四丁目 | 全域 |
交通
鉄道
鉄道駅はない。最寄り駅は■石巻線の石巻駅[注 2]、もしくは■仙石線の陸前山下駅。
道路
- 3･4･7 門脇石巻港線
- 3･4･16 石巻駅本草園線
- 3･4･17 門脇稲井線
施設
公共
教育
官庁
運動・公園
民間
店舗
その他
宗教
東日本大震災
2011年（平成23年）3月11日（金）14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震により、泉町では震度6弱を観測した[34]。この地震により石巻市沿岸部は津波の被害を受けたがこの地は高台であり、石巻小学校を除いた部分では浸水せず[35]、2日後には給水所が設置される[36]など避難所として活躍した。犠牲者数は7人[37][注 3]で、これは湊地区や門脇地区などの大字に比べ少ない値である。
世代・男女別の犠牲者・死亡率
2012年（平成24年）11月30日時点の世代・男女別の犠牲者・死亡率は以下の通りである[38]。
| 世代と性別 | 死者 | 死亡率 | 当時の人口 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 7人 | 0.68% | 1,034人 |
| 女性 | 2人 | 0.17% | 1,181人 |
| 15歳未満 | 0人 | 0.00% | 214人 |
| 15 - 64歳 | 5人 | 0.43% | 1,172人 |
| 65歳以上 | 4人 | 0.49% | 823人 |
| 計 | 9人 | 0.41% | 2,215人 |
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 石巻市復興企画部政策企画課: “住民基本台帳による字・丁別人口（毎月更新）”. 石巻市 (2025年5月2日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1979, p. 600.
- ^ a b c d 大蔵省印刷局 1966, p. 2.
- ^ a b “郵便番号 986-0832 の検索結果”. 日本郵便. 2025年9月13日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2025年7月6日閲覧。
- ^ “都道府県 ナンバープレート表示” (PDF). 国土交通省. 2025年9月13日閲覧。
- ^ “宮城県 石巻市 町字マスター（フルセット） データセット”. レジストリカタログ. デジタル庁 (2025年5月28日). 2025年9月13日閲覧。
- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2025年9月13日閲覧。
- ^ “住居表示申請について”. 石巻市公式ホームページ. 石巻市 (2022年4月6日). 2025年9月13日閲覧。
- ^ a b “都市計画情報マップ”. 石巻市まちづくりマップ. 石巻市 (2023年1月26日). 2025年9月13日閲覧。
- ^ a b “不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2025年9月14日閲覧。
- ^ 「石巻・門脇中で閉校式 74年の歴史に幕 学びやに感謝と寂しさ」『石巻かほく』三陸河北新報社、2021年2月21日。2025年9月14日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局統計調査部国勢統計課: “国勢調査 / 平成７年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 04宮城県 / 第１次基本集計に関する集計 / 男女別人口及び世帯数 － 基本単位区”. 政府統計の総合窓口（e-Stat）. 独立行政法人統計センター (2014年3月28日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局統計調査部国勢統計課: “国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 04宮城県 / 第１次基本集計に関する集計 / 男女別人口及び世帯数 － 基本単位区”. 政府統計の総合窓口（e-Stat）. 独立行政法人統計センター (2014年5月30日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局統計調査部国勢統計課: “国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 04宮城県 / 第１次基本集計に関する集計 / 男女別人口及び世帯数 － 基本単位区”. 政府統計の総合窓口（e-Stat）. 独立行政法人統計センター (2014年6月27日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局統計調査部国勢統計課: “国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 04宮城県 / 人口等基本集計に関する集計 / 男女別人口及び世帯数 －基本単位区”. 政府統計の総合窓口（e-Stat）. 独立行政法人統計センター (2011年12月20日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局統計調査部国勢統計課: “国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 04宮城県 / 人口等基本集計に関する集計 / 男女別人口及び世帯数 －基本単位区”. 政府統計の総合窓口（e-Stat）. 独立行政法人統計センター (2017年1月27日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局統計調査部国勢統計課: “国勢調査 / 令和２年国勢調査 / 小地域集計（主な内容：基本単位区別，町丁・字別人口など） 04：宮城県 / 人口等基本集計に関する集計 / 男女別人口及び世帯数－基本単位区”. 政府統計の総合窓口（e-Stat）. 独立行政法人統計センター (2022年2月10日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ 石巻市教育委員会教育総務課: “小学校学区一覧”. 石巻市公式ホームページ. 石巻市 (2025年4月1日). 2025年9月14日閲覧。
- ^ 石巻市教育委員会教育総務課: “中学校学区一覧”. 石巻市公式ホームページ. 石巻市 (2025年9月10日). 2025年9月14日閲覧。
- ^ 石巻市役所: “石巻市立石巻小学校”. 石巻市公式ホームページ. 石巻市 (2025年9月12日). 2025年9月14日閲覧。
- ^ “石巻市立石巻中学校”. Google Sites. 石巻市立石巻中学校. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “仙台地方裁判所 石巻支部”. 裁判所ウェブサイト. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “仙台家庭裁判所 石巻支部”. 裁判所ウェブサイト. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “石巻簡易裁判所”. 裁判所ウェブサイト. 2025年9月14日閲覧。
- ^ 石巻市建設部都市計画課: “市内公園地図”の関連ファイル節の“都市公園“のPDFを閲覧. 石巻市公式ホームページ. 石巻市. 2025年9月14日閲覧。
- ^ NPO法人石巻市スポーツ協会: “総合体育館の施設概要”. 石巻市公式ホームページ. 石巻市 (2020年12月16日). 2025年9月14日閲覧。
- ^ “石巻泉町店”. ファミリーマート公式ウェブサイト. ファミリーマート. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “会社案内”. 小笠原新聞店. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “石巻カトリック幼稚園”. 学校法人東北カトリック学園. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “石巻第一自動車学校”. 石巻第一自動車学校. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “全国の成田山”. 大本山成田山新勝寺. 2025年9月14日閲覧。
- ^ “カトリック石巻教会”. カトリック仙台司教区 HomePage. カトリック仙台司教区. 2025年9月14日閲覧。
- ^ 石巻市 2024, p. 27, 第2節 石巻市の被害状況.
- ^ 石巻市危機管理部震災伝承課: “石巻市 東日本大震災による津波浸水域図”. 石巻市公式ホームページ. 石巻市 (2017年12月21日). 2025年9月14日閲覧。
- ^ 石巻市 2024, p. 64, 第2節 石巻市の被害状況.
- ^ a b 石巻市 2024, p. 33, 第2節 石巻市の被害状況.
- ^ 谷謙二 2012, pp. 1–26.
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 4（宮城県）、角川書店、1979年12月8日。ISBN 9784040010403。
- 「自治省告示 第111号」『官報』号外 第97号、大蔵省印刷局、1966年7月30日、2頁。2025年9月14日閲覧。
- 石巻市 編「第1章 巨大地震の発生」『石巻市東日本大震災復興記録誌』石巻市、2024年3月、16-66頁。
- 谷謙二「小地域別にみた東日本大震災被災地における死亡者および死亡率の分布」『埼玉大学教育学部地理学研究報告』第32号、埼玉大学教育学部地理学研究室、2012年、doi:10.24561/00016186、 ISSN 0913-2724、 NAID 120006388016、2025年9月14日閲覧。
関連項目
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