鋳銭場とは? わかりやすく解説

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鋳銭場

読み方:イセンバ(isenba)

所在 宮城県石巻市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒986-0826  宮城県石巻市鋳銭場

鋳銭場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 18:41 UTC 版)

日本 > 宮城県 > 石巻市 > 鋳銭場
鋳銭場
町丁
JR石巻駅
北緯38度26分6.65秒 東経141度18分13.49秒 / 北緯38.4351806度 東経141.3037472度 / 38.4351806; 141.3037472座標: 北緯38度26分6.65秒 東経141度18分13.49秒 / 北緯38.4351806度 東経141.3037472度 / 38.4351806; 141.3037472
座標位置:JR石巻駅
日本
都道府県  宮城県
市町村 石巻市
地域 本庁地域
地区 石巻地区
人口情報2025年4月30日現在[1]
 人口 112 人
 世帯数 63 世帯
面積
  0.070032482 km²
人口密度 1599.26 人/km²
設置日 1966年5月1日
郵便番号 986-0826[2]
市外局番 0225[3]
ナンバープレート 宮城
運輸局住所コード 04501-0117[4]
町字ID 0047000[5]
ウィキポータル 日本の町・字
ウィキポータル 宮城県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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鋳銭場(いせんば)は、宮城県石巻市にある町名[6]。旧牡鹿郡石巻町のち石巻市の石巻字鋳銭場石巻字赤土山下の各一部に相当する[7]。郵便番号は986-0826[2]住民基本台帳に基づく人口は112人、世帯数は63世帯(2025年4月30日現在)[1]。全域で住居表示が実施されている[8]

概要

石巻市の南部に位置する町丁で、行政区画としては1966年昭和41年)に成立し、それ以前は石巻字鋳銭場・石巻字赤土山下の一部であった。JR石巻線所属の駅である石巻駅を含む駅の南東一帯を範囲とする[6]。地区の北端を石巻線が走っており、南は市内の有数の繁華街である立町と接する。

また、千石町と接する東端には「鋳銭場」の名称の由来であり、銭貨を鋳造した石巻鋳銭場跡がある。

歴史

石巻鋳銭場の歴史

享保年間以降、仙台藩が銭貨不足を解消するために幕府から許可を得て、原料や燃料が豊富で輸送に便利な石巻で多くの銭を鋳造した[9]。その銭は銭貨不足を解消するだけではなく、藩の財政をも潤し、幕末まで常時200〜300人が働き断続的に鋳造が続けられた[9]

はじめのうちは銅一文銭が鋳造され、領内は元より江戸でも売り払われた。その後、質の悪い鉄一文銭が鋳造され、これが領外に流出して銭相場を下落させ、全国的な経済混乱の一因となるなど当時の経済に大きな影響力を持っていたことが窺える。

また、1837年天保8年)の平面図によれば、石巻鋳銭場は周囲を堀と竹矢来に囲まれており、「表御門」「改御門」「黒御門」「納御門」と四つの門があり、鋳銭するだけに非常に厳重な構造になっていた。

学校

域内に学校はないが、市立の公立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[10]

番地 小学校 中学校
全域 石巻市立住吉小学校 石巻市立住吉中学校

施設

  • 石巻市医師会館[6]
  • 石巻市保健相談センター
  • 石巻公証役場

交通

鉄道

道路

脚注

  1. ^ a b 石巻市復興企画部政策企画課: “住民基本台帳による字・丁別人口(毎月更新)”. 石巻市 (2025年5月2日). 2025年6月1日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号簿PDF(2024年度版) - 宮城県” (PDF). 日本郵便. 2025年1月9日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2024年12月9日閲覧。
  4. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2025年1月9日閲覧。
  5. ^ 宮城県 町字マスター データセット”. デジタル庁. 2025年1月9日閲覧。
  6. ^ a b c d 角川日本地名大辞典 1979.
  7. ^ 石巻の歴史 1988, p. 850.
  8. ^ 住居表示申請について” (2025年1月9日). 2024年9月24日閲覧。
  9. ^ a b 鋳銭場(いせんば)跡|海街さんぽ-2020年12月10日閲覧。
  10. ^ 石巻市立小学校及び石巻市立中学校の通学区域に関する規則”. 石巻市. 2020年12月10日閲覧。

参考文献

  • 石巻市史編さん委員会 編『石巻の歴史民俗生活編』 3巻、石巻市、1988年3月31日。 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 4 宮城県、角川書店、1979年12月1日。ISBN 4040010302 

関連項目

外部リンク



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