気候と生物相
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対馬海流の影響もあり、温暖多雨の亜熱帯海洋性気候である。 植物ではクワズイモやショウベンノキなどの自生北限である他、九州本土では珍しいサキシマフヨウやハマジンチョウの自生地もある。動物では、タカの一種ハチクマの渡りの中継地として知られる他、昆虫類では他地域から隔絶しているため固有亜種となっているものもいる。 ただし温暖な気候が災いしてタイワンリスが外来種として侵入し、問題にもなっている。また、玉之浦の島山島に生息していたキュウシュウジカ(ニホンジカ)も橋を渡って福江島に侵入し、分布を広げている。太平洋戦争前に絶滅したとされていたイノシシが2009年から目撃するようになった。久賀島や中通島から泳いで渡ってきた可能性があり、駆除が行われている。
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気候と生物相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 10:40 UTC 版)
マウナ・ケアの山頂平原は全て森林限界の上にあり、景観のほとんどが溶岩で高山ツンドラがパッチ状に点在する。11月から3月まで標高3,400 mより上で雪が降る。特に寒く雪の多い冬のあいだは、1 mを超える積雪が数週間から数ヶ月間にわたって4,000 mより上の山頂地域に残る。これはラニーニャ現象が起こった年に顕著である。これにより噴石丘の斜面でスキーや他のスノープレーができるほか、ハワイ大学は山頂へ向かうアクセス道路で働く雪の除去作業員を1970年代から雇っている。ある年には一年を通して7月以外は毎月雪が必ず降ったこともあるという。 これより少し低い部分は固有種のマウナケア銀剣草(en:Mauna Kea silversword)が見られる地域である。 1,600-2,400 mはかつてはコア-ママネ森林だったが、ほとんど全てが牧草で覆われる牧場地帯になっている。この地域はハワイにとって外来種であるハリエニシダの大繁殖に脅かされている。北と西斜面のほとんども牧草地である。絶滅の危機にあるフィンチに似たハワイミツスイ類であるキムネハワイマシコ(en:Palila)はほとんどママネの実のみを食べる鳥で、西斜面のママネ-ナイオ森林に棲息する。多数の野生化したヒツジが標高の高い部分に棲息し、土着の植生に深刻な影響を及ぼしている。 風上 (東) 斜面は約460-1,600 mで多雨林に覆われる。山の下部は広範囲にわたって農業地であり以前は広大なサトウキビ畑地域だった。1990年代に起こった砂糖産業の崩壊とともに、この地の多くは休閑地となっているが、一部はウシの放牧地、小規模農場、および木材パルプ用のユーカリ園になっている。 かつて北米本土より持ち込まれたサボテンが異常繁殖した時代があった(米国本土でのロデオ大会の優勝賞品として持ち込まれた)が、サボテンを食べる蛾によって駆除が行なわれ、現在はほとんどサボテンを見かけなくなっている。
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