気仙沼大島大橋(愛称:鶴亀大橋)
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「大島 (宮城県気仙沼市)」の記事における「気仙沼大島大橋(愛称:鶴亀大橋)」の解説
東日本大震災で島が一時孤立した経験から、気仙沼市鹿折と大島の間の大島瀬戸で「気仙沼大島大橋」(別名:鶴亀大橋)の架橋工事が進められ、アクセス路となる対岸の宮城県道218号大島浪板線拡幅と合わせて、2019年(平成31年)4月7日に開通した。県道大島浪板線自体も震災で壊滅的被害を受け、遅れが懸念されていたが、アプローチ道路を大震災の津波の高さよりも高いものにして、整備し直すこととなり、2012年(平成24年)1月27日に事業着手式が行われている。架橋はあらかじめ組み上げた橋梁本体をクレーン船で運んで架ける方式が選択され、フェリー運航の合間を縫って行う難しい工事になったが、日本最大級の巨大クレーン船「富士」(深田サルベージ建設)によって無事完工された。NHKの人気ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』では「file:322 巨大クレーン船 ~男たちは、“希望”をかける~」と銘打って、工事に携わった技術者達にフォーカスを当てた内容が開通の月(2017年4月24日)に全国放送された。なお、クレーン船「富士」は大震災の時にも気仙沼港に駆けつけて復旧作業に従事した。
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気仙沼大島大橋
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「宮城県道218号大島浪板線」の記事における「気仙沼大島大橋」の解説
気仙沼大島大橋(けせんぬま おおしま おおはし)は、宮城県気仙沼市の本土と離島である大島とを結ぶ道路橋である。愛称は鶴亀大橋。東北初の「離島に架かる橋」。全長356m。最大支間長は東日本で最長の297m。 1967年(昭和42年)以来、大島への架橋は50年以上も望んで叶えられなかった悲願であったが、2011年(平成23年)3月中旬に東日本大震災が発生すると、日本に、とりわけ東北地方の太平洋側3県(“被災3県”)を中心とした地域に災害復旧復興の機運が湧き上がるなか、大規模被災時の孤立化が避けられない大島の置かれた状況も大きく変化し、「復興のシンボル」として宮城県を主体とした整備事業が推し進められる運びとなり、大震災からおよそ8年後、橋本体の着工からは約4.5年後の2019年(平成31年)4月7日に開通した。架橋事業の費用は、橋単体で約60億円、総事業費は約270億円であった。
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