次期旅客機YS-33の研究とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 次期旅客機YS-33の研究の意味・解説 

次期旅客機YS-33の研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 00:53 UTC 版)

YX」の記事における「次期旅客機YS-33の研究」の解説

1966年昭和41年)、日本航空機製造日航製)では防衛庁向け戦術輸送機C-X計画具体化していたが、同時にYS-11に続く民間機研究のため、8月から航空審議会によって「次期民間輸送機のための研究」が始まり通商産業省1967年昭和42年)の予算2000万円計上し調査委託費を調達した1968年昭和43年3月には「90前後ターボジェット旅客機」が発案された。開発費150円から160億円と見積もられ、これはYS-11の3倍にあたったこのため開発準備のために2億円の補助金拠出された。こうして計画本格化し、日航製内に「YX開発本部」が設置されて、市場調査基礎設計が行われた。 1969年昭和44年)に計画は「YS-33」構想呼ばれる3発ジェットエンジン形態DC-10L-1011のようなもので、当時双発や4発より燃費効率良い信じられていた[要出典])の旅客機となった機体YS-11の2から2.5倍の細胴で90前後、1300m級の滑走路着陸可能とした。開発費はさらに膨らみYS-11の4倍以上となる240億円と予想された。 さらに独自に市場調査開始し当時市場動向からさらに大型化が必要であると見られたため、ストレッチタイプの計3機種計画した。 YS-33-10:基準機の106席 YS-33-20:胴長139席 YS-33-30:さらに胴長149席 翌1970年昭和45年)には市場動向変化から、さらに三種計画追加された。 YX-B/C案:150席〜180席クラス YX-D案:200席から250クラス中型機 この中でYX-D実現性が低いため、YS-33かYX-B/Cを優先して計画進められた。低公害ハイテクノロジー世界初3軸式ターボファンロールス・ロイスRB.203 トレント予定していたが、需要見込めないとの理由同社開発中止したためこの他適当なエンジンが見つからず、また航空機工業審議会においても、大きさ需要合わない判断され白紙還元中止)された。

※この「次期旅客機YS-33の研究」の解説は、「YX」の解説の一部です。
「次期旅客機YS-33の研究」を含む「YX」の記事については、「YX」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「次期旅客機YS-33の研究」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「次期旅客機YS-33の研究」の関連用語

1
10% |||||

次期旅客機YS-33の研究のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



次期旅客機YS-33の研究のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのYX (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS