東洋プロレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 17:13 UTC 版)
グレート巽(グレートたつみ) 本名巽真(たつみ まこと)、39歳。東洋プロレスの社長にしてメインイベンター。一挙手一投足に人を引き付ける魅力とカリスマ性がある男。作中における松尾象山と並ぶ最強候補の一角で、伊達によれば単純な実力なら松尾象山の方が上だが、完全ノールールの殺し合いならどちらが勝つかわからないと言われる。日本生まれだが少年時代に家族ぐるみでブラジルに移民、陸上競技をやっていた際に巡業に来ていた力王山たちと出会い、プロレス入りする。かつてアメリカの地下リングで友人リチャード・ダグラスを殺しており、それ以来「真剣勝負」という言葉には敏感になっている。バーリトゥード・ルールで行われる堤城平との試合では「グレート巽」ではなく本名の「巽真」でエントリーされている。 アントニオ猪木がモデル。 川辺(かわべ) 東洋プロレスの元選手、元鬼コーチ。6年前、文七が道場破りに来た時に梶原と文七との試合を取りもった。後に外国人レスラー担当としてオフィス勤務をするようになり、時にレフェリーや試合の解説者にもなるらしい。梶原へのリベンジに燃える文七をいさめようとして指を折られる。かつて力王山の中央プロレスに所属しており、ブラジル巡業中に入門前の巽とストリート・ファイトを演じている。 モデルとなった人物は山本小鉄だろうと推測されている。 梶原年男(かじわら としお) 東洋プロレスの中堅レスラー。30歳。6年前に道場破りに来た文七を倒しているが、当時は同門の長田の腕を折ってしまったことがトラウマになっており、文七を完全に極めることができなかった。北辰館で黒帯を取っており蹴り技に長けている他、超人的に打たれ強く、岩に包んだ生ゴムのような筋肉をしていると言われる。文七と3度目の対戦で敗北を喫するが、他の相手には負け知らずの実力者である。 モデルとなった人物は前田日明だろうと推測されている。 長田弘(ながた ひろし) 梶原の同期の中堅レスラー。31歳。風体が文七によく似ており、文七が梶原を凶器で襲撃した際に「実はあれは長田だった」という偽装工作をするためカナダのカルガリーからはるばる呼び戻された。かつて梶原に関節を折られている。真剣勝負におけるプロレスの強さを強く信じており、それを証明するため北辰館に挑戦状を叩き付けた。北辰館トーナメントでは藤巻から習った竹宮流も使用しつつ善戦し、姫川に敗れはしたものの準優勝を飾っている。 モデルとなった人物は平田淳嗣だろうと推測されている。 狂犬(クレイジードッグ) 気性の荒いアメリカの白人レスラー。2メートル近い大型選手。文七と梶原の再戦を妨害するため文七に襲いかかろうとする。同じく文七を狙っていた北辰館の空手家、鶴見の鼻の穴に指を深々と突き入れて屠るも、そのあと姫川に一撃で倒される。 風間浩二(かざま こうじ) 24歳。血気盛んな若手レスラー。才能に恵まれ、大変な努力家らしいが作中では、噛ませ犬的な役割が多い。
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