材質と形態とは? わかりやすく解説

材質と形態

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 03:01 UTC 版)

五輪塔」の記事における「材質と形態」の解説

立体化された五輪塔材質石造のものが主体をなし、安山岩花崗岩多く使われている。古いものには凝灰岩のものが見られる。他に木製金属製鉱物製(水晶)、陶(瓦)製、土製の塔もある。 五輪塔は下から四角六面体)・丸(球)・三角四角錐または三角錐)・半丸(半球)・上の尖った丸(宝珠型)または尖っていない団子型(団形)を積み上げた形に作られる製作され時代時期用途によって形態変化するのが特徴である。石造のものは変化富んでおり、例え鎌倉時代多く作られ鎌倉五輪塔よばれるもの、一つの石から彫りだされた小柄な一石五輪塔(いっせきごりんとう)、火輪三角部分)の形が三角錐三角五輪塔(伴墓の重源塔に代表される)、地輪四角)の部分長い長足五輪塔ちょうそくごりんとう)、火輪の薄い京都型五輪塔よばれるものなどがある。京都高山寺明恵上人1232年寂)の廟堂内にある五輪塔火輪には反りがなく軒口わずかに面を取る程度の珍しいもの。石造五輪塔火輪は「三角」とするものの、屋根面と軒に反(そ)り、そして厚い軒口持ちあたかも屋根のように造形するのが一般的である。ただし宝塔の笠によく見られる棟瓦軒裏垂木造り出し決し見られない唯一の例外京都革堂五輪塔軒裏垂木様の刻み出し見られる)。また、板碑舟形光背ふながたこうはい)に彫られたものや、磨崖仏として彫られたものもあり、浮き彫り線刻清水磨崖仏などに見られる)のものもある。石造火輪にはまれに「噛み合わせ式」のものが見られる。これは普通は火輪の上部を削平したうえに風輪載せるのに対しあたかも火輪先端風輪突き刺したかように一体化したものであり、代表例として高野山西南院五輪塔(二基)が挙げられる。また古い五輪塔では火輪の上部に層塔屋根のように露盤刻みだすものがある。 経典によれば五輪それぞれ色を持ち地輪は黄、水輪は白、火輪は赤、風輪は黒、そして空輪全ての色を含む(「一切色」「種種色」)とされ、木造五輪塔中にはこうした着彩施されたものがしばしば見られる空輪は青に塗る)。 特殊な例としては、一般的に塔婆卒塔婆呼ばれる木製板塔婆角柱卒塔婆五輪塔形態を持つが、五輪塔とは言わず、単に塔婆卒塔婆という。卒塔婆ソトウバ)はインドにおける仏舎利収めたストゥーパ中国における漢字による当て字で、日本では略して塔婆や塔もといわれる。ただ、塔は近現代一般的なの意味との混同があるため、現代では仏塔という場合が多い(詳しくは、仏塔や塔を参照)。つまり、五輪塔の形=仏塔のように扱われている。木製角柱卒塔婆石造の墓を作るまでの仮の墓として使われることも多い。

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材質と形態

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 06:12 UTC 版)

箸置き」の記事における「材質と形態」の解説

主にレストラン料亭見られる家庭でも使用される材質ガラス、木、磁器陶器多く石製もある。形状は様々であるが、細長くて中央がややくぼんのような形状基本である。植物魚類などをかたどった意匠のものも多い。 なお、割り箸場合に箸の包装紙折って即席箸置き作る例もあり、箸置き以外の折り紙含めて箸袋折り紙」として書籍化もされている。

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