本編終了後の展開
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本編終了後の未来の姿が劇場版作品『聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜』、漫画『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』、アニメ『聖闘士星矢Ω』にて、いずれも異なる展開で描かれている。 聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜 『聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜』では、小宇宙も生命力もほぼゼロに等しい抜け殻同然の姿と成り果てていたが、オリンポス十二神のアルテミスと天闘士の台頭、そして沙織の危機に際して再起。しかしハーデスの呪いにより聖闘士としての力を発揮できない上、聖衣に触れたり聖域に近づいたりするだけで全身に苦痛を感じる状態となっていた。沙織の黄金の杖で呪縛から解き放たれ、アポロンとの戦いで新たな聖衣を纏って立ち向かうも、彼の手によって記憶を消されてしまい、聖闘士としての闘いとは無縁の1人の人間としての生活を送る。 聖闘士星矢Ω 『聖闘士星矢Ω』では、射手座の黄金聖闘士として登場。本作では希少な存在となる光の属性を持つ。「最強の聖闘士」として敵味方問わず一目も二目も置かれる。性格は理性的で大人の男としての態度を貫き、完全復帰後はアテナ軍最高指揮官の重責を担う。「反骨の悪童」だった過去とは決別しているかに見せているが常に最前線に身を置くなど進んで先陣を切る性格は変わっていない。 同作の主人公である光牙の幼少の危機を救うが、その際に敵マルスを負傷させたものの自身は闇に飲まれて行った。紫龍、瞬らと同様に魔障に体を蝕まれており、聖域でアリアを奪取した光牙たちを救った後、マルスによって完全に捕らわれる。マルスからは万一、光牙が闇の小宇宙に囚われた場合の保険として闇の神アプスの力が及ばぬ場所に封印されていた。「十二宮編」の終盤において、砕け散ったアリアの杖が星矢を閉じ込めた牢獄を打ち砕いたことで復活。魔障に蝕まれた体でアプスの化身と化した光牙と戦い正気を取り戻させた後、アプスの闇に飛び込む光牙に射手座の黄金聖衣を託した。 その後、光牙が救出した沙織と共に火星から脱出する。「新生聖衣編」では完全復活し、現世に転生した女神パラスを沙織の命で殺害せんとするが、その純真な姿にためらい断念。星矢の迷いがパラサイトたちとの戦いを招く結果となる。パラス軍との本格的な戦争が始まり本拠地への攻撃の際には白銀聖闘士などを連れ前線指揮官的な役割を担う。「Ω覚醒編」では黄金聖闘士最古参として沙織の警護を担うハービンジャー、フドウ、貴鬼、インテグラのリーダー役を務め、彼らの戦いを指揮。また実力No1でありながら雑兵たちの露払い役を進んで買って出ている。 最終盤、因縁となったタイタンとの戦いでは秘めていた本音を暴露し、「最高の聖闘士」としてではなく「沙織への愛」の為に戦うと告白する。結果的に星矢の言葉が愛の女神パラスとアテナが和解する契機となる。昴がサターンとして覚醒すると、小宇宙を奪い尽くされた沙織をハービンジャーに委ね、沙織の血で覚醒した射手座の聖衣を纏い、光牙ら「Ωの戦士」を率いてサターン城に乗り込む。身を削りながら隠し持った「神殺しの短剣」でサターンを倒そうとするもすんでのところで防がれ、光牙らに後事を託して戦線を離脱。沙織の命令で孤軍奮闘する光牙のため残された小宇宙を託す。戦いの後、沙織と共に旅立つ光牙を見送った。
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