本編以外での登場
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『ピンク・ダークの少年』は、小説版『The Book』における康一の説明によると「生理的に気持ち悪い(グロテスクな)シーンもあるが、迫ってくるようなスリルと、個性的で本当に居るような登場人物、特徴的な擬音、コミック表紙に描かれた登場人物のカッコいいポーズが魅力的な漫画」「2000年の時点で3部完、4部開始となった。露伴の頭の中では9部までのストーリーやセリフが全て完成しており、後は描くだけ」であるという。 Part4後日談にあたる『The Book』にて、2000年の1月頃、『ピンクダークの少年』第3部を完結させた。第4部の構想を考えている最中、奇妙な殺人事件に遭遇。「ヘブンズ・ドアー」によりその殺害方法と敵スタンド使いの能力を暴いた。 文庫版の番外編『オインゴとボインゴ兄弟 大冒険』のあとがきは岸辺露伴による論評の形式をとっており、内容を絶賛。敗北宣言までするが、その漫画がスタンド「トト神」による自動筆記と知った途端、手の平を返した様に酷評。最後には「自分以上の漫画家なんて存在しない」と締めくくっている。 『岸辺露伴は動かない』の一部のエピソードは、原作(体験)が露伴、作画が荒木飛呂彦という体裁をとっている。また画集『JOJO-A-GOGO!!』の(Part6連載中の)『週刊少年ジャンプ』本誌広告ページ「気分はJOJO」において、本画集を露伴は「僕が荒木くんをスタンドで本にしたようなものだ」と宣伝している。 実在の『週刊少年ジャンプ』の月例新人漫画賞である「第103回ホップ☆ステップ賞」で審査員を務めたこともある。このとき、漫画投稿者からの作品に対して、比較的厳しい採点をつけていた。また、批評コメントの口調も厳しいものであった。当然、これはあくまで設定上のもので、実際には荒木飛呂彦による審査である。 短編小説集『岸辺露伴は叫ばない』は、複数の作者陣によって露伴が描写されている。 コラボノベライズ『JORGE JOESTAR』にも登場する。2012年の杜王町でマンガ家をしており、年齢は30代のはずだが若々しく、『ピンク・ダークの少年』Part8連載中・既刊112巻。アロークロスハウスという邸宅に記憶喪失の少女「杉本玲美」と同居しているが、この屋敷が殺人事件の現場になった。また殺人鬼吉良吉影と敵対している。名探偵ジョージにスタンドの存在を教え、ヘブンズ・ドアーの能力を駆使して、ジョージがスタンドを視認できるようにしたり、イタリア人と日本人同士で会話できるようにしたり、殺人事件の現場捜査を行ったりと活躍している。パラレルワールドではあるが、言動などは露伴そのものである。 和月伸宏の漫画『武装錬金』の主人公、武藤カズキには岸辺露伴のファンという設定がある。一方露伴も『六壁坂』において『るろうに剣心』の単行本を所持していたことを明かしており、ジョジョの大ファンであった『るろうに剣心』の作者の和月伸宏は『ジャンプスクエア』2008年1月号の巻末コメントで、そのことについて「天国の扉が開いた気分」とコメントした。 大場つぐみ原作、小畑健作画の漫画『バクマン。』の登場人物、新妻エイジについて、大場が自身の描いたネームに「岸辺露伴入ってるかも」と影響を受けたことを示唆するコメントを付けている。
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