本編以前の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 17:20 UTC 版)
「魔王 (クロノ・トリガー)」の記事における「本編以前の歴史」の解説
古代 (B.C. 12,000)において女王ジールの第二子(長男)ジャキとして生まれる。ジール王国の王子。ラヴォスの力に魅せられて人としての心を失った母を既に別人だと断じて、姉サラと愛猫アルファド以外に対し心を閉ざしている。王家の血筋ながら全く魔力を持たないと言われていたが、実際にはサラすらも超える絶大な魔力を秘めており、心と一緒に自ら封印していただけであった。生まれつき「死」を感じる力があるらしく、ラヴォスの力は「黒い風」として感じているようである。女王ジールがさらなるラヴォスエネルギーを得ようと建設させた海底神殿でラヴォスが暴走し、海底神殿に居たジャキもまた突如現れた時空のゲートに飲み込まれ、中世(A.D.600年以前)に飛ばされ、後の部下ビネガーに拾われた。 成長し、魔王になった彼は人間の平和を脅かし始める。彼の脅威を危惧したガルディア王21世は騎士団長であったサイラスに魔王討伐を命令した。A.D.590において、魔王は伝説の剣グランドリオンを携えたサイラスとその親友グレンを破る。グランドリオンを折り、サイラスを殺害。蛇に睨まれた蛙のようだったグレンをビネガーの進言を受け入れ、呪いでカエルの姿に変えた。 A.D.600、魔王はラヴォス召喚の儀式に入った。ビネガー達には共に人間と戦い魔族の世界を作ろうという夢を語っており、ビネガーらも呼び出されつつあるラヴォスが自分達に利する存在だと考えていたが、魔王の本意は異なる。彼は自分を未知の世界に飛ばし、己の人生を無茶苦茶にしたラヴォスを憎んでおり、ラヴォスを目覚めさせ自らの手で倒し、復讐を果たすことが目的であった。そのため力を持つ事に拘っており、結果的にビネガー達を利用していた。 ラヴォス召喚後の経緯は不明だが、魔族は人間に敗れ、後世のメディーナ村の魔族たちの間では、魔王がラヴォス神を生み出して人間を滅ぼそうとしたと伝えられているため、魔族たちは魔王の石像を祀り、ラヴォス神の復活を願っている。
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