本編中のケイロニアの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 00:42 UTC 版)
「グイン・サーガの世界観」の記事における「本編中のケイロニアの歴史」の解説
この国が物語の中心に登場するのは、グインが傭兵としてサイロンを訪れた時が最初となる。折しも行われていた皇帝アキレウスの即位三十周年記念式典の際に生じた、皇后マライアによる皇帝暗殺未遂事件をきっかけとして頭角を現したグインは、その事件の背後にあったユラニアをわずか1万の兵で攻略し、ユラニアを屈服させる。 再びユラニアとの間に戦禍が起こったのは、それから間もなくのことである。皇女シルヴィア誘拐事件の背後にまたもユラニアがいることを知ったグインは、今度は大軍を率いてユラニアを攻撃、モンゴールのイシュトヴァーン、クムのタルーとも連合して、またたく間にユラニアの首都アルセイスを陥落させる。 それに続く、グインによる長い探索行の結果、遥かキタイに幽閉されていたシルヴィアは無事に生還を果たし、グインはシルヴィアを妻として皇帝の下で統治を行うケイロニア王となる。まもなくして勃発したパロ内乱に出兵したグインは、キタイの侵略を退ける活躍をみせたのちに行方不明となり、同時に記憶を失ったが、その後保護されたパロで記憶の一部を回復し、ケイロニアに帰還した。 その後、首都サイロンに黒死病が蔓延(外伝『七人の魔道師』)、皇帝アキレウスの崩御、シルヴィアの幽閉と出奔、オクタヴィアの帝位継承、選帝侯による反乱の気配などが見えている。(140巻時点)
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