本塁打へのこだわりとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 本塁打へのこだわりの意味・解説 

本塁打へのこだわり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:58 UTC 版)

門田博光」の記事における「本塁打へのこだわり」の解説

1971年31本塁打120打点打点王になった頃から一発狙い強振目立ち始め、見かねた野村克也監督が、王に協力頼んでヒット打ちに行くのが基本。その延長ホームランなんだ」と2人説得図ったとのエピソード残されている。大阪スタヂアムオープン戦でのことであったが「そんなはずはありません。監督王さんホームラン狙い大振りになっている」と自説撤回しないばかりか反論でしてき門田二人とも唖然としたという。また、挙句の果て門田は「監督はずるい。王さん口裏を合わせている」と野村言い放ち、王は「大変な新人入ってきたね」と呆れ野村から「もう二度と教えてやらん」と怒鳴られたという。門田はあくまで長打こだわった打撃押し通し、「ホームランの当たり損ねヒット」「ホームラン狙いやめれば4割打てる」とも語っている。オールスター戦では、当時東映フライヤーズ大杉勝男説得役に担ぎ出されたという。 当時南海には門田の手本になるような左打者がおらず、そのこと悩んでいたが、ある日凡退したあとベンチの隅にある鏡の前の水道で手を洗ってふと鏡を見ると、次打者野村克也反転して左打者として映っていた。それ以来門田は手を洗う格好をして「鏡の中の左打者」である野村打撃フォーム熱心に観察・研究した。野村に話すと「参考になったやろ」と威張られる決まっているからという理由で、門田絶対にそのこと野村には言わなかったという。 フルスイングへのこだわりについて、門田次のように語っている。「ろくでもない解説者が、あんなに強く振らなくても、軽く打てばホームランになるんですけどと言うやろ。大間違いや。軽く振って本塁打にするにはどれだけ時間がかかる知らんやつが言うこと。確かに思い切って振ってるうちは30本は超えん。でも、それが軽く振ってるように見えるのは、何スイング何十スイングしいるから、そう見えるわけよ。そこを超越せんと軽く打ってるようには見えんのよ」「ワシは朝のコケコッコから、とにかく時間忘れてバット振った。普通の奴は出来んから、俺は『変わり者と言われるんやろな。そこまでやらな、こんな小さな体で500本も打てんじゃろ」。 2006年野球殿堂入りした際のインタビューでも、「(上体を)ネジってネジってバチン! というスイングをする選手最近は少ない。アウトコース軽くミートして方向に打つホームランではロマンがない」と持論展開している。 その頃プロ野球主力選手には珍しく大きな数字背番号をつけており、しかも次第大きくなっていった1980年から使用した44番はハンク・アーロンなどメジャーリーグ強打者に多いことや、44歳亡くなった母親供養の意味44本の本塁打目標とする意図からつけられた。1981年実際に44本塁打放って本塁打王獲得すると、次は60本に目標切り替えて背番号60とした。 本塁打王打点王獲得した1988年に、日本テレビ系列放映された「追跡」の特集では、インタビュアーであった作家安部譲二同年ホームラン王獲得できたことに関して、「ここ7・8年、どこの球場でも場外を打つことがホームランという気力でやれたこと」と語っていた。翌1989年33本塁打打った際も、本人曰く「ほとんどが打ち損ない」で満足いく打球少なかったものの、それまでに「場外」を意識してきた積み重ね結果が、打球が飛ばなくなってフェンス超えられ結果であるという。 バットに関しては「速い球を重たいバット打てるなら、遅い球でも対応できる」という考え持っていた。実際に門田使用していたバット長さ34インチ半、重さ1000gの特大バットであった

※この「本塁打へのこだわり」の解説は、「門田博光」の解説の一部です。
「本塁打へのこだわり」を含む「門田博光」の記事については、「門田博光」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「本塁打へのこだわり」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「本塁打へのこだわり」の関連用語

本塁打へのこだわりのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



本塁打へのこだわりのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの門田博光 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS