旧中野区コミュニティバス「なかのん」・中野線
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「関東バス阿佐谷営業所」の記事における「旧中野区コミュニティバス「なかのん」・中野線」の解説
K01:中野駅 → 中野四季の森公園 → 東京警察病院正門前 → 東京警察病院北門前 → 大新横丁 → 野方二丁目 → 野方駅北口 → 都立家政入口 → 鷺ノ宮駅入口 → 武蔵台小学校 → 八成小学校 K01:八成小学校 → 井草一丁目 → 武蔵台小学校 → 鷺ノ宮駅入口 → 都立家政入口 → 野方駅北口 → 野方二丁目 → 大新横丁 → 東京警察病院正門前 → 中野四季の森公園 → 中野駅 K02:中野駅 → 中野四季の森公園 → 東京警察病院正門前 → 東京警察病院北門前 → 大新横丁 → 大場通り → 野方駅北口 → 都立家政入口 → 鷺ノ宮駅入口 → 武蔵台小学校 → 八成小学校 → 井草一丁目(入庫する3本のみ) 戦前に中野駅 - 鷺ノ宮駅を結ぶバス路線が存在したが、戦後に廃止されたため、中野区北西部にある鷺宮・上鷺宮地域から中野区役所のある中野駅周辺へ出かけるには、既存の路線バスと西武新宿線、またはJR中央線を乗り継いで利用しなければならなかった。 これらの地域の住民にとっては、区役所へ行くのに複数の交通機関の乗り継ぎを強いられ非常に不便であり、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}鷺宮地区から中野駅方面へのバス路線の改善を求める住民の声があった[要出典](なお当該地域は、隣の杉並区役所がある阿佐ケ谷駅行きのバスが頻繁に出ている)。 そこで1994年より中野区が「バス交通対策検討委員会」を設置し、需要調査などを行ったところ、周辺住民と中野区によって直通のバス路線計画が浮上した。その結果、一般路線では採算が取れないことを理由にコミュニティバスとして運行することとなった。 2005年11月30日、中野区コミュニティバス「なかのん」として運行開始。愛称は一般公募で選定され、中野の「なか」と「のん」びりを合わせた造語として「なかのん」が採用された。開通当初は中野区から助成金が出ていたが、3年後の2008年度より区の助成金は打ち切られた。当初より助成金の交付は運行開始後3年の予定であった。 2010年11月16日、八成小学校到着後に入庫する3便が「井草一丁目」停留所まで延伸し、K02系統として新設された。「井草一丁目」到着後は回送入庫となる。 2011年11月15日、「野方駅南口」停留所が「野方駅入口」に改称された。 2012年4月2日、阿45系統と同様に、中野駅 - 東京警察病院北門前間を同年3月23日に開業した新道を経由するルートに変更となり、「区立体育館」停留所は廃止された。新道には「中野四季の森公園」停留所と「東京警察病院正門前」停留所が新設された。また「東京警察病院」停留所は「東京警察病院北門前」と改称し、野方方面のみ停車する。 2012年7月より実施された車体更新に合わせ、なかのん専用塗装から関東バスの一般路線バスと同じ塗色に順次変更され、同年9月より関東バスカラーでの運行が始まった。 2013年3月15日をもって一般路線化。中野区コミュニティバスの扱いから正式に関東バスの一般路線となった。このため「なかのん」の愛称利用を中止し、車両の表記も順次撤去された。また利用者の減少により、内部補助が難しくなったため減便を実施。運行頻度も1時間に2回から1回となり、最終便は19時台から17時台に繰り上がった。 その後、同2013年8月6日より、運行本数増回の要請が中野区議会などから提出されたため、一部時間帯で増回を実施。最終便も30分繰り下がった。また同日より、原則的に中型車での運用となった。 運賃は、中野区コミュニティバス時代から関東バスの一般路線に準じており、大人220円、こども110円の均一料金である。PASMO・Suica、東京都シルバーパス、関東バス一日乗車券が利用できる。またコミュニティバス時代から関東バス専用回数券(販売終了)も利用できた。 ルートは、中野駅から東京警察病院・野方駅を環七通り経由で走行し、新青梅街道を西へ直進する。上鷺宮地区では適当な折返し用の待避所が設けられないため、杉並区内へ乗り入れて八成小学校付近でループする経路が採用された。なお中野区と杉並区の区境は「稔ヶ丘高校」と「稔ヶ丘高校入口」停留所の間にある。 環七通りが西武新宿線のアンダーパスをくぐるため、踏切渋滞に悩まされることはないが、平日の朝には一般車の交通量が多くなり、新青梅街道から環七通りへの流入量が増えるために大渋滞を引き起こし、30分以上の遅延が発生することも珍しくない。
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