旧丸亀街道の町屋群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 04:25 UTC 版)
「扇町 (高松市)」の記事における「旧丸亀街道の町屋群」の解説
町内を東西に通る旧丸亀街道(市道兵庫町西通町線)沿線は、高松市都心部で唯一戦災(高松空襲)を広く免れた地区であり、旧街道沿いに発達した江戸時代からの町屋が部分的あるいは一部連続的に残っている。しかし、旧丸亀街道は高松市の都市計画道路に指定されており、幅員が5mしかないため事業計画には拡幅工事が盛り込まれていた。実際に町の東端にあたる市道浜ノ町宮脇線(大学通り)から150mの区間は拡幅が完了し、以西も全区間が拡幅されれば江戸時代からの町屋建築の多くは取り壊しを余儀なくされていた。しかし、2004年6月2日に高松市が行った都市計画道路未着手路線の事業計画見直しで「計画の交通量が見込めず現状の幅員で十分」と判断され拡幅は中止となり、これにより旧街道沿いの町屋群は一応は残ることになった。ただし、これら町屋群は伝統的建造物群保存地区のような文化財の扱いを受けておらず、今後各家屋の建て替え等により取り壊される可能性は残っている。
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