日本の周波数割り当て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 12:11 UTC 版)
「第2世代移動通信システム」の記事における「日本の周波数割り当て」の解説
NTTドコモグループ (当時) と日本移動通信・DDIセルラーグループへ割り当てられた、第1世代移動通信システム向け周波数帯(800MHz帯)を第2世代向けに転用し、その後の追加割当や、第2世代当時に新規参入したデジタルホン・ツーカー・デジタルツーカーの各グループ向けへ新規に割当およびドコモグループの逼迫対策バンドならびにシティフォン・シティオ向けに追加で1.5GHz帯がそれぞれ割当られている。このうち、KDDI/沖縄セルラー電話 (OCT) については、第3世代移動通信システム・CDMA2000(Band Class3、のちにEV-DOを含むCDMA2000 1xに移行)向けに転用し、同サービスが終了した2012年7月22日まで利用していた。 なお、前述のKDDI/OCTがCDMA2000・CDMA2000 1x・EV-DO向けに利用している帯域を含めた800MHz帯は2012年7月24日までに、1.5GHz帯は2010年3月31日までに全免許が失効となった。前者については、一部帯域を収束させた上で、既に一部帯域が再編後を見通した運用(ただし、完全運用は、再編前の割当が完全失効された後となる)がなされているが、後者は一旦すべて失効させた上で、2010年4月1日付で再度割当がなされている。再編後の割当については、第3世代移動通信システムを参照。 携帯無線通信用周波数表番号上り(MHz)下り(MHz)帯域幅(MHz)エリア用途キャリア停波日(免許期限切れ日)1893~898 838~843 2×5 = 10 首都圏 (テレターミナル→)FDD:PDC 日本シティメディア→NTTドコモ (現在は使用を終了) 925~940 870~885 2×15 = 30 日本全国 (NTT大容量方式→)FDD:PDC NTTドコモグループ (925~930・870~875は現在は使用を終了)2012年3月31日停波(同年7月24日失効) 940~948 810~818 2×8 = 16 日本全国 FDD:PDC NTTドコモグループ 2012年3月31日停波(同年7月24日失効) 956~957 826~827 2×1 = 2 日本全国 FDD:PDC NTTドコモグループ (現在は使用を終了) 2887~889 832~834 2×2 = 4 日本全国 (マリネットホン→)FDD:PDC→cdmaOne(→CDMA2000→CDMA2000 1x/EV-DO) IDO・DDIセルラーグループ(現・au) (現在は使用を終了) 898~901 843~846 2×3 = 6 日本全国 (JTACS→)FDD:PDC→cdmaOne(→CDMA2000→CDMA2000 1x/EV-DO) IDO・DDIセルラーグループ(現・au) 2012年7月22日停波(同年7月24日失効) 915~925 860~870 2×10 = 20 日本全国 (HICAP/JTACS→)FDD:PDC→cdmaOne(→CDMA2000→CDMA2000 1x/EV-DO) IDO・DDIセルラーグループ(現・au) 2012年7月22日停波(同年7月24日失効) 31429~1439 1477~1487 2×10 = 20 東名阪 FDD:PDC ツーカーグループ 2008年3月31日停波・失効 1429~1439 1477~1487 2×10 = 20 東名阪外 FDD:PDC デジタルツーカーグループ 2010年3月31日停波・失効 1439~1443 1487~1491 2×4 = 8 東名阪 FDD:(シティフォン・シティオ向け)PDC NTTドコモ・ドコモ東海・ドコモ関西 2008年6月30日停波(同年9月30日失効) 1443~1453 1491~1501 2×10 = 20 東名阪 FDD:PDC デジタルホングループ 2010年3月31日停波・失効 1465~1466.5 1513~1514.5 2×1.5 = 3 東名阪 FDD:PDC デジタルホングループ 2010年3月31日停波・失効 1465~1466.5 1513~1514.5 2×1.5 = 3 東名阪外 FDD:PDC デジタルツーカーグループ 2010年3月31日停波・失効 1466.5~1468 1514.5~1516 2×1.5 = 3 東名阪 FDD:PDC(逼迫対策バンド) NTTドコモ・ドコモ東海・ドコモ関西 2008年6月30日停波(同年9月30日失効)
※この「日本の周波数割り当て」の解説は、「第2世代移動通信システム」の解説の一部です。
「日本の周波数割り当て」を含む「第2世代移動通信システム」の記事については、「第2世代移動通信システム」の概要を参照ください。
日本の周波数割り当て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 12:57 UTC 版)
「第3世代移動通信システム」の記事における「日本の周波数割り当て」の解説
第3.9世代移動通信システム以降で利用する帯域を含む、日本国内で各事業者に割り当てられている周波数帯は下表のとおりとなっている。 なお、KDDI/沖縄セルラー電話(au)の3G方式であるCDMA 1X(現・au 3G)、CDMA2000 1x EV-DO Rel.0は2012年7月22日まで第2世代移動通信システム向けの周波数帯(旧800MHz帯、Band Class3)と並行利用していた。現在は3G向けに再編された下記の周波数帯によりサービスを展開している。かつて利用されていた旧800MHz帯および旧1.5GHz帯については、第2世代移動通信システムを参照のこと。 携帯無線通信 (IMT-2000 FDD) 用周波数表番号上り (MHz)下り (MHz)帯域幅 (MHz)エリア用途キャリア1718 - 728 773 - 783 10×2 = 20 日本全国 LTE(700 MHz Lowバンド、バンド28) KDDI・沖縄セルラー(au)(au 4G LTE ) 728 - 738 783 - 793 10×2 = 20 日本全国 LTE(700 MHz Middleバンド、バンド28) NTTドコモ(Xi ) 738 - 748 793 - 803 10×2 = 20 日本全国 LTE(700 MHz Highバンド、バンド28) ソフトバンク(旧・イー・アクセス割当) 2815 - 825 860 - 870 10×2 = 20 日本全国 LTE(バンド18) KDDI・沖縄セルラー (au)(au 4G LTE) 825 - 830 870 - 875 5×2 = 10 日本全国 IMT-MC CDMA2000 1xMC CDMA2000 1x EV-DO Rel.0 CDMA2000 1x EV-DO Rev.A CDMA2000 1xMC-Rev.A(Band Class0 Subclass2) KDDI・沖縄セルラー (au)(CDMA 1X WIN、現・au 3G) 3830 - 845 875 - 890 15×2 = 30 日本全国 IMT-DS W-CDMA HSDPA(バンド19)(LTEとのデュアル利用)838-843MHz NTTドコモ (FOMAプラスエリア,Xi) 4900 - 905 945 - 950 5×2 = 10 日本全国 IMT-DS W-CDMA HSDPA HSPA+(バンド8) ソフトバンク(プラチナバンド) 905 - 915 950 - 960 10×2 = 20 日本全国 LTE(バンド8) ソフトバンク(SoftBank 4G LTE) 51427.9 - 1437.9 1475.9 - 1485.9 10×2 = 20 日本全国 LTE(バンド11) ソフトバンク (SoftBank 4G LTE) 1437.9 - 1447.9 1485.9 - 1495.9 10×2 = 20 日本全国 LTE(バンド11) KDDI・沖縄セルラー (au)(au 4G LTE) 61447.9 - 1462.9 1495.9 - 1510.9 15×2 = 30 日本全国 LTE(バンド21) NTTドコモ(Xi) 71710 - 1730 1805 - 1825 20×2 = 40 日本全国 LTE(バンド3) KDDI・沖縄セルラー (au)(au 4G LTE) 1730 - 1750 1825 - 1845 20×2 = 40 日本全国 LTE(バンド3) 楽天モバイルネットワーク(予定) 1750 - 1765 1845 - 1860 15×2 = 30 日本全国 LTE(バンド3) ソフトバンク (SoftBank 4G LTE)(旧イー・アクセス割り当て) 1765 - 1785 1860 - 1880 20×2 = 40 東名阪 LTE(バンド3) NTTドコモ(Xi) 81920 - 1940 2110 - 2130 20×2 = 40 日本全国 IMT-MC CDMA2000 1xMC CDMA2000 1x EV-DO Rel.0 CDMA2000 1x EV-DO Rev.A CDMA2000 1xMC-Rev.A(Band Class6,バンド1)(LTEとのデュアル利用) KDDI・沖縄セルラー(au)(CDMA 1X WIN(現・au 3G),au 4G LTE) 1940 - 1960 2130 - 2150 20×2 = 40 日本全国 IMT-DS W-CDMA HSDPA(バンド1) (LTEとのデュアル利用) NTTドコモ (FOMA, Xi) 1960 - 1980 2150 - 2170 20×2 = 40 日本全国 IMT-DS W-CDMA HSDPA HSPA+(バンド1) (LTEとのデュアル利用) ソフトバンク (SoftBank 3G, SoftBank 4G LTE) 携帯無線通信 (IMT-2000 TDD) 用周波数表番号MHz帯域幅 (MHz)エリア用途キャリア12010 - 2025 15 日本全国 IMT-TC UTRA-TDD TD-SCDMA TD-CDMA HSDPA TD-LTE(Bands 34) 未割り当て 23440 - 3520 80 日本全国 TD-LTE(Band 42) NTTドコモ 3520 - 3560 40 日本全国 TD-LTE(Band 42) KDDI・沖縄セルラー(au) 3400 - 3440 3560 - 3600 80 日本全国 TD-LTE(Band 42) ソフトバンク 2014年7月現在、総務省では3.5GHz帯の割当を検討しており、3480~3600MHz部分をTDDバンドで3ブロックに分け、1社あたり40MHz幅ずつ(計120MHz幅分)割り当てることを構想している。このバンドの確保には、衛星通信で使用している周波数帯の巻き取りが必要とされる。巻き取りの範囲が広いため、従来からの割当に倣ったFDDバンドでは上り帯域が確保できず、早期に巻取りに掛れるのが下り帯域相当部分のみとなることから、TDDバンドとしての割り当てを有力候補としていたが、2014年12月に正式に割り当て予定が決まっている。 このうち、NTTドコモは、2016年夏に、東名阪地区で、Bands 42を2波、Bands 3を1波の3波を束ねたキャリア・アグリゲーションである、3CCAの形で提供開始された。 その後、KDDI/沖縄セルラー電話が、UQコミュニケーションズのWiMAX 2+の2波と自社LTEとの3CCAが総務省から認められる事になったため、Bands 42の開始に先駆けて、WiMAX 2+の2波とBands 1帯域を束ねる形で、3CCAを開始する事になった。
※この「日本の周波数割り当て」の解説は、「第3世代移動通信システム」の解説の一部です。
「日本の周波数割り当て」を含む「第3世代移動通信システム」の記事については、「第3世代移動通信システム」の概要を参照ください。
- 日本の周波数割り当てのページへのリンク