新生ピンク・フロイドとは? わかりやすく解説

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新生ピンク・フロイド(1986年 - 2004年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 22:30 UTC 版)

ピンク・フロイド」の記事における「新生ピンク・フロイド(1986年 - 2004年)」の解説

ギルモアメイスンと共にピンク・フロイドの「解散」に強く反対してグループ存続主張しており、ウォーターズ脱退を受け、自ら指揮を執って新生ピンク・フロイドを立ち上げたギルモア多数外部ミュージシャン招聘してアルバム制作取り掛かったウォーターズはこのピンク・フロイド活動継続激怒して訴訟起こすギルモア訴訟への対応を余儀なくされたが、『ザ・ウォール』に関する権利ウォーターズに譲ること、ステージでの「豚」のオブジェクト使用禁止楽曲使用に伴う収入20パーセント強をウォーターズ支払うことなどを条件両者和解した。この両者の対立マスコミファン注目の的となり、「ローリング・ストーン」誌のピンク・フロイド特集号はその年の同誌の売り上げナンバー・ワンとなった。 新生ピンク・フロイドは1987年に『鬱(A Momentary Lapse of Reason)』を発表大掛かりなツアー敢行してピンク・フロイド復活印象付けたウォーターズ同年ソロアルバムRADIO K.A.O.S.』を発表したウォーターズは『鬱』並びに新生フロイドを「フロイド真似事をしただけのニセモノ」と手厳しく非難した両者同時期にアルバム発売しアメリカ・ツアーはいくつかの都市両者バッティングすることもあったが、観客動員注目度ではフロイド圧勝終わっている。 フロイドコンサート各地ソールド・アウト記録して多数追加公演組まれ1989年まで続く長丁場となった1988年には3度目来日公演果たしている。 ウォーターズは、1990年ベルリンの壁崩壊したのを受けて『ザ・ウォール』再現コンサートベルリンで行うことになった。こちらにも多数ミュージシャン集まって一大イベントとなった。これは評判呼び、『ザ・ウォール〜ライブ・イン・ベルリンThe Wall - Live in Berlin)』としてライブ盤ビデオ発売されている。 1992年ウォーターズソロアルバム死滅遊戯Amused to Death)』を発表する。これはウォーターズ得意のコンセプト・アルバムであり、批評家からも高い評価受けたもののセールス面ではゴールド・ディスクにとどまる。当時200万枚売れたツアーをやる」と公言していたが、結局このときは実現しなかった。 ピンク・フロイド1993年秋頃再始動し、1994年に『対/TSUI(The Division Bell)』を発表収録曲孤立(Marooned)」はグラミー賞ベスト・ロック・インストゥルメンタル部門受賞。そして再び大規模なコンサート・ツアーに出る。全112公演で、ツアー総費用は2億ドル及んだ。このツアーでは『狂気組曲1975年以来19年ぶりに演奏し、このライブ模様収めたP.U.L.S.E』もリリースしたが再び沈黙に入る。 ピンク・フロイド側とロジャー・ウォーターズ側は決定的に対立しインタビューウォーターズギルモア互い非難しあうことが多かった。しかし1990年代末より、両者の間の距離は少しずつではあるが縮まり始めていった。 2000年になって1979年発表『ザ・ウォール』に伴うツアー模様収録したライブ・アルバムザ・ウォール・ライヴ:アールズ・コート1980-1981(Is Anybody Out There? The Wall Live 1980-81)』を発売2001年にはベスト・アルバムエコーズ〜啓示Echoes: The Best of Pink Floyd)』をリリースウォーターズ含めた4人で選曲が行われ、ピンク・フロイドにとって初と言ってもいいベスト盤となった全英全米ともに2位記録し、相変わらず人気示したメンバー和解による再結成期待高まったが、再びバンドとして活動が無い時期が続く。 2003年長年ピンク・フロイドマネージャー務めたスティーヴ・オラークが死亡。ウエスト・サセックスのチチェスター大聖堂行われた葬儀の際、ギルモアメイスンライトが「デブよろよろ太陽Fat Old Sun)」と「虚空スキャットThe Great Gig in the Sky)」の2曲を演奏する

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