新ラインナップ
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2007年6月、ナーデリは「現在のザ・シンは、私と私が一緒に演奏することを選んだミュージシャンです」と述べた。ナーデリは2008年に次のように新しいザ・シンのラインナップを組んだ。 スティーヴ・ナーデリ (Steve Nardelli) - ボーカル フランシス・ダナリー (Francis Dunnery) - ギター トム・ブリスリン (Tom Brislin) - キーボード バンドは、ニュー・アルバム『Big Sky』をレコーディングし、2009年初頭にリリース。アルバムにはエコーリンのブレット・カルとポール・ラムジー、そしてドリー・ジャクソンが参加した。『Big Sky』は、「USA Progressive Music」のウェブサイトで2009年のベスト・プログレッシブ・ロック・アルバムに選ばれた。 2008年10月、アンブレロ・ミュージック・エンターテインメント (Umbrello Music Entertainment)は、ザ・シンのファン・フォーラムからナーデリがミュージシャンたちのために書いた「Reasons and Rituals」というデジタル・トラックをリリースした。バンド・メンバーには、スティーヴ・ナーデリ(ボーカル、ギター)、スティーヴ・サイクス=ノヴァ(ボーカル)、キャリー・クラウザー(フルート)、スティーヴ・ニコラス(キーボード)、ケヴィン・スティルス(ギター、ミキシング)、ブレット・カル(ギター)、ケリー・チャイルド(ドラム)が含まれていた。プロジェクトのエグゼクティヴ・プロデューサーは、ラジオ局のホストであり教師のスティーヴ・サイクス=ノヴァが担当した。このプロジェクトは、ナーデリ / ジャックマンがザ・シンの楽曲を書いたことにちなんで「14 Hour Technicolor Dream V-Band」と名付けられた。 アメリカ・ツアーは2009年4月に始まり(ナーデリ、ダナリー、ブリスリン、カル、ラムジー、ジャクソン、ジェイミー・ビショップ)、バージニア州グロスター高校の生徒を対象とした2日間の音楽ワークショップとチャリティーコンサートも含まれていたが、6日後にキャンセルされた。ナーデリがイギリス政府に受け入れられたエコタウン・プロジェクトの創設に赴くためイギリスに戻らなければならなかったことによるものだった。その結果、バンドはとげとげしい状態で解散した。最終公演は2009年5月1日にロスフェストで行われ、2015年4月27日に予定されていたリリースのために録音がなされた。カルはツアーの終わりに次のようにコメントした。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}はい、ツアーはキャンセルされました。ポールと私はもうザ・シンで演奏しておらず、何の関係もありません。悪い組織、悪い気、悪い力。 —ブレット・カル、公式エコーリン・メーリングリストへの投稿 2009年5月5日 その後、カル、ラムジー、ブリスリン、ビショップは、ダナリーと共に仕事を行った。 2010年12月、ナーデリは、芸術的なロック・サウンドと5パートのハーモニーで知られるスウェーデンのバンド、ムーン・サファリとの新しいコラボレーションを発表した。レコーディング・セッションは2010年12月にスウェーデンのシェレフテオで始まった。結果として得られた新しいザ・シンのアルバムは、2011年にリリースされる予定だった。ムーン・サファリのメンバーは、2014年10月になって次のように述べている。「音楽以外では、集まって実際にレコーディングを開始するのに十分な時間が残っていません。トラックは完成していて素晴らしいサウンドです。スタジオに入るには、スケジュールの合間を見つける必要があります」。2014年10月25日のProgzillaラジオのインタビューで、ナーデリはアルバムの最終録音が2014年12月初旬と2015年1月に予定されていることを発表した。彼はまた、2015年初頭に2009年に録音された『ライヴ・ロスフェスト』を、『The Syn in the 21st Century』というタイトルの新たに発注された映像作品と組み合わせてリリースすると発表した。アンブレロ・レコードは、2015年1月に、ザ・フラワー・キングスやカーマカニックで活動するスウェーデンのベーシストであるヨナス・レインゴールドが、アルバム『トラストワークス』をプロデュースしていることを発表した。 アルバム『トラストワークス』は2016年3月にリリースされ、アルバムのヴァイナル・バージョンが2016年8月に続いてリリースされている。 オリジナル・ギタリストであったジョン・ペインターは2016年に亡くなった。 アルバム『シンデストラクティヴ』のヴァイナル盤が、2018年11月にリリースされた。これには、マーキーにおけるザ・シンの未発表ライブ映像へのリンクが含まれていた。それはスティーヴ・ナーデリ、クリス・スクワイア、ポール・ステーシー、ジェラルド・ジョンソン、ジェレミー・ステーシーという、21世紀最高のアルバムの1つともされている作品を録音したミュージシャンのラインナップによる唯一のライブ・パフォーマンスであった。 2021年10月、チェリー・レッドがグレープフルーツ・レーベルから、1960年代のザ・シンによる初期アーカイブ・リリースの新バージョン『Flowerman Rare Blooms From The Syn』をリリースした。
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