ザ・フラワー・キングスとは? わかりやすく解説

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ザ・フラワー・キングス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/04 16:45 UTC 版)

ザ・フラワー・キングス
英国ロイヤル・レミントン・スパ公演
(2014年)
基本情報
出身地  スウェーデン
ジャンル プログレッシブ・ロック
シンフォニック・ロック
活動期間 1994年 -
レーベル センチュリー・メディア・レコード
インサイド・アウト・ミュージック
アヴァロン・レーベル
公式サイト The Flower Kings - The Official Site
メンバー ロイネ・ストルト
ハッセ・フレベリ
ミルコ・デマイオ
マイケル・ストルト
ラレ・ラーション
旧メンバー ハイメ・サラザール
ソルタン・チョース
ダニエル・ギルデンロウ
マーカス・リリクィスト
トマス・ボディーン
フェリックス・レーマン
ヨナス・レインゴールド
ザック・カミンス

ザ・フラワー・キングスThe Flower Kings)は、スウェーデンプログレッシブ・ロックバンド

1994年8月に元カイパギタリストであるロイネ・ストルトにより、彼のソロ・アルバム『ザ・フラワー・キング』をサポートするツアー・バンドとして結成された[1]。バンドはツアー終了後も共に活動を続け、彼らの世代のロック・ミュージックにおいて最もスタジオ・アルバムを多作するバンドのひとつであり続けている。彼らの音楽は初期のシンフォニック・プログレッシブ・ロックに近く、鋭くダイナミックな楽曲変化、ポリリズム、重低音、ボーカル・ハーモニー、抽象的で時折ナンセンスな歌詞、楽曲の長さが特徴となっている。

略歴

主宰ロイネ・ストルト(2014年)

ロイネ・ストルトのソロ・アルバム『ザ・フラワー・キング』(1994年)の参加メンバーや、トマス・ボディーン(キーボード)等が集まり、1995年に『バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』で、バンドとして正式にデビュー。その後も次々とアルバムを発表し、1999年には初来日する。2013年1月と2015年4月にヨーロピアン・ロック・フェスのために来日。2020年1月に単独来日公演を開催。

2020年のアルバム『アイランズ』では、過去にイエスエイジア等のアートワークを手がけたロジャー・ディーンの絵がジャケットに使用された[2]。2022年のアルバム『バイ・ロイヤル・ディクリー』では、オリジナル・ベーシストのマイケル・ストルトが復帰し、彼の後任に当たるヨナス・レインゴールドとベース・パートを分担する形となった[3]

音楽性

音楽性は基本的にはプログレッシブ・ロックに属するものであり幻想的な世界を構築しているが、重厚な曲やフュージョン的な曲など多種多様な要素を持っている。

大作指向も強く、3作目『スターダスト・ウィ・アー』(1997年)以降、CD2枚組のアルバムも少なくない。

その他

ロイネは、ザ・フラワー・キングスと並行して様々なバンドに関わる。2000年には、ニール・モーズ(元スポックス・ビアード)、ピート・トレワヴァス(マリリオン)、マイク・ポートノイ(元ドリーム・シアター)と共にトランスアトランティックを結成。また、2002年にはかつて所属していたバンド、カイパの再編成に加わった。脱退後の2014年、その派生バンド、カイパ・ダ・カーポを立ち上げている。

メンバー

※2023年9月時点

現ラインナップ

  • ロイネ・ストルト (Roine Stolt) - ギターボーカルキーボードベース(1994年 - 現在)
  • ハッセ・フレベリ (Hasse Fröberg) - ボーカル、ギター、アコースティック・ギター(1997年 - 現在)
  • マイケル・ストルト (Michael Stolt) - ベース(1994年 - 1999年、2021年 - 現在)
  • ミルコ・デマイオ (Mirko DeMaio) - ドラムス(2019年 - 現在)
  • ラレ・ラーション (Lalle Larsson) - キーボード(2023年 - )

旧メンバー

  • ハイメ・サラザール (Jaime Salazar) - ドラムス(1994年 - 2001年)
  • トマス・ボディーン (Tomas Bodin) - キーボード(1994年 - 2015年)
  • ヨナス・レインゴールド (Jonas Reingold) - ベース(1999年 - 2022年)
  • ソルタン・チョース (Zoltan Csörsz) - ドラムス(2001年 - 2005年、2007年)
  • ダニエル・ギルデンロウ (Daniel Gildenlöw) - ボーカル、ギター、キーボード(2002年 - 2004年)
  • マーカス・リリクィスト (Marcus Liliequist) - ドラムス(2005年 - 2006年)
  • フェリックス・レーマン (Felix Lehrmann) - ドラムス(2012年 - 2015年)
  • ザック・カミンス (Zach Kamins) - キーボード(2019年 - 2023年)

ゲスト・ミュージシャン

  • ハッセ・ブルニウソン (Hasse Bruniusson) - パーカッション(1995年 - 現在)
  • ウルフ・ヴァランデル (Ulf Wallander) - サックス(1995年 - 現在)
  • パット・マステロット (Pat Mastelotto) - ドラムス(2007年)
  • オラ・ヘデン (Ola Heden) - ボーカル、キーボード、ギター(2008年)
  • エリク・ハマーストロム (Erik Hammarström) - ドラムス(2008年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

ライブ・アルバム

オフィシャル・ブートレグ

  • Édition Limitée Québec (1998年)
  • 『ライヴ・イン・ニューヨーク』 - Live In New York (2002年)
  • 『ベッチャワナダンスストゥーピド』 - BetchaWannaDanceStoopid!! (2004年)
  • 『カルペ・ディエム』 - Carpe Diem - The Flower Kings Live in USA (2008年)

ファンクラブ限定アルバム

  • Fan Club 2000 (2000年)
  • Fan Club 2002 (2002年)
  • Fan Club 2004 (2004年)
  • Fan Club 2005 / Harvest (2005年)

ベスト・アルバム

  • 『スキャニング・ザ・グリーンハウス』 - Scanning the Greenhouse (1998年)
  • 『ロード・バック・ホーム』 - The Road Back Home (2007年)
  • 『ア・キングダム・オヴ・カラーズ』 - A Kingdom of Colours (2017年)

脚注

  1. ^ An Interview with Roine Stolt”. Guitar Noise. 2024年2月22日閲覧。
  2. ^ Ewing, Jerry (2020年9月25日). “The Flower Kings release video for new single From The Ground”. loudersound.com. Future plc. 2022年3月18日閲覧。
  3. ^ THE FLOWER KINGS Set March Release For New Album, By Royal Decree; "The Great Pretender" Song Streaming”. bravewords.com (2022年1月7日). 2022年3月18日閲覧。

外部リンク


ザ・フラワー・キングス (The Flower Kings)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:10 UTC 版)

ハッセ・フレベリ」の記事における「ザ・フラワー・キングス (The Flower Kings)」の解説

ロイネ・ストルト1994年発表したソロ作『ザ・フラワー・キング』と、ロイネが結成したシンフォニック・ロック・バンド、ザ・フラワー・キングスの2ndアルバム『レトロポリス』(1996)で、ハッセヴォーカリストとしてゲスト参加した3rd『スターダスト・ウィ・アー』から正式メンバーとなり、現在まで在籍当初は歌う時だけ呼ばれて歌うような形だったが、「Paradox Hotel」(2006)からは、ギタリストとしてレコーディング参加するようになったステージでは歌とギターの他に、タンバリンマラカスなどのパーカッション類を演奏することもある。緻密壮麗なサウンドと共に、ロイネとハッセ美しいヴォーカルハーモニーは、バンドの特徴一つになっているハッセバンドに”Magic Pie”、”Life will Kill You”等の曲も提供している。

※この「ザ・フラワー・キングス (The Flower Kings)」の解説は、「ハッセ・フレベリ」の解説の一部です。
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