バンドキャリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 04:52 UTC 版)
モーズは、ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレーで合唱監督の父親の元、4人の子供の一人として育てられた。5歳でピアノを弾き始め、9歳でギターを弾くようになる。20代の間に2つのミュージカル( 『ヒット・マン』と『ホームランド』 )を書き、セッションやシンガーソングライター、兄弟のリチャードとカントリー・ミュージックのデモソングを作ったり等の活動を行う。 約10年後、バーレスクを含むさまざまなグループとカリフォルニアの小さなクラブで活動した後、兄アランと共にスポックス・ビアードを結成。プログレッシブ・ロックへ情熱を大きく注ぐ。最初のアルバム『The Light』(1995年)はそれなりのセールスを納めたものの、2枚目のアルバムリリース時点では生活の糧としては確立できていなかった。兄弟のリチャードの勧めにより、ドイツに行き、パブでワンマンバンドとしてヒットソングを演奏するようになり、カリフォルニアとドイツを行き来する生活を送る。ドイツに行きながらもスポックス・ビアードの作曲・ライブ活動も同時進行で行う。当時はエリック・バードンのバンドメンバーでもあり、ツアーも行いっていた。 しばらくするとスポックス・ビアードの人気も加速し始め、ドリーム・シアター、ポーキュパイン・ツリー、ザ・フラワー・キングスに並ぶ、1990年代プログレッシブ・ロックを代表する存在になる。 スポックス・ビアードの活動をしながら、2枚のポップ・ロックのソロ・アルバムをリリースする。 1999年、元ドリーム・シアターのマイク・ポートノイ 、ザ・フラワー・キングスのロイネ・ストルト 、マリリオンのピート・トレワヴァスと共にスーパーグループのトランスアトランティックを結成。4枚のスタジオ・アルバム、またそれに伴うツアーのライブ・アルバムをリリース。ライブではペイン・オブ・サルベーションのダニエル・ギルデンロー、スポックス・ビアードでモーズの後釜になっているテッド・レオナルドも参加。2021年に5枚目のアルバムをリリース。 2003年、マイク・ポートノイ、ポール・ギルバート、マット・ビソネットとビートルズのトリビュート・スーパーグループとしてイエロー・マター・カスタードを結成。バンド名は『マジカル・ミステリー・ツアー』収録の「アイ・アム・ザ・ウォルラス」の歌詞「Yellow matter custard, dripping from a dead dog's eye...」より。 2011年、マイク・ポートノイ、デイヴ・ラルー、ケーシー・マクファーソン、スティーヴ・モーズとフライング・カラーズを結成。これまで3枚のスタジオ・アルバムと3枚のライブ・アルバムをリリース。 2014年にはモーズ自身の名前を冠するザ・ニール・モーズ・バンドを結成。メンバーはマイク・ポートノイ、ランディ・ジョージ、エリック・ギレッテ、ビル・ハバウアー。2015年にファースト・アルバムの『The Grand Experiment』、2016年にCD2枚組のセカンド・アルバム『Similitude of a Dream』、2019年に続編コンセプトになるこちらもCD2枚組のサード・アルバム『The Great Adventure』をリリース。
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