文化貢献
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その一方で、当時モンパルナスを拠点に活動を行っていた画家の藤田嗣治、高崎剛、高野三三男など当時パリで活躍していた日本人芸術家を支援したほか、美術や音楽、演劇などの文化後援に惜しみなく私財を投じた。 また当時、フランス政府が各国に提唱して留学生の宿泊研修施設を、パリ14区のモンスーリ公園に隣接したパリ国際大学都市に建設するように呼び掛けたものの、日本は関東大震災の直後で資金不足だったことを理由に出資を断ったたため、元老として知られた西園寺公望公爵の要請を受けた薩摩が総工費2億円を全額出資し、1929年(昭和4年)5月に「日本館」を建設した。これらの活動が評価されてのちにフランス政府からレジオンドヌール勲章が与えられた。なお「日本館」は、薩摩の名をとって「薩摩館」とも呼ばれる。 1927年の金融恐慌からは実家の木綿問屋は経営が苦しくなっていったが後継者の薩摩治郎八は家業を継がずフランスで放蕩生活を送るため巨額の金を仕送りさせていた。仕送りが滞るとパリの銀行で借金をして実家から取り立ててもらっていた。支払いを拒絶すると責任問題になるため父親はしぶしぶ支払っていたが、1929年の世界恐慌と金解禁ショックで決定的な打撃を受け1935年についに閉店した。閉店になっても無一文にならなかったが徐々に資産は減っていきパリにあった絵画などは売り払った。
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文化貢献
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アーティゾン美術館 - 東京都中央区京橋にあった旧ブリヂストン本社ビル(現永坂京橋ビル)には2015年までブリヂストン美術館が入っていた。2016年からビルの建て替え工事に伴い長期休業中されていたが、アーティゾン美術館として2020年1月18日に再オープンした。 石橋文化センター - 1956年(昭和31年)、ブリヂストンの創立25周年を記念して創業者・石橋正二郎が久留米市に寄贈して開園した総合文化施設。 石橋財団 - 上記の美術館を運営する。現監査役の石橋寛が理事長をつとめる。 ブリヂストン吹奏楽団久留米 - 久留米工場にある職場吹奏楽団。全日本吹奏楽コンクール全国大会の常連楽団。過去には金賞を得ている。
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