文化資材の保護/国内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 15:14 UTC 版)
「木の文化」である日本において木材は重要な存在であり、文化庁による「ふるさと文化財の森」や林野庁の「古事の森」づくり構想など、文化資材の育成事業もある。美術工芸品の中でも英語で「japan」と呼ばれる漆器は日本文化を代表するものであり、文化庁は今後重要文化財の修繕に際し国産漆を使用することを決めたが、同時に生産者の育成も行うことにした意義は深い。一方で無形文化遺産である和紙は原材料の楮の栽培や紙漉きに必要な用具の簀の生産者が先細りであるなど、後継者不足が深刻な問題にもなっている中、無形文化遺産に「山・鉾・屋台行事」として提案された山あげ祭では、山車を組むのに必要な竹や程村紙の原材料確保および生産加工技術の継承、そして演じ手となる子供歌舞伎の人材育成といった文化資源保護を地域ぐるみで取り組んでいる。
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