攻撃補助呪文
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「ドラゴンクエストシリーズの呪文体系」の記事における「攻撃補助呪文」の解説
行動やステータスに制約をかけ、戦闘を有利にする呪文。戦闘中にのみ使用できる。『VII』以降の作品では一定ターンが経過すると効力が失われるようになった。 「ドラゴンクエストシリーズ#ステータス異常」も参照 ラリホー、ラリホーマ ラリホーは第1作、ラリホーマは『IV』で初登場。 相手を眠らせる。ラリホーよりラリホーマの方が成功率が高い。ラリホーは1グループに有効で、『X』のみ1体が対象。ラリホーマは『IV』では1体に、『V』-『VIII』は1グループに、『IX』では全体に、『X』では対象を中心とした一定範囲に有効。『精霊ルビス伝説』ではラリホーに「羅麗凰」の漢字表記があてられていた。 メダパニ、メダパニーマ、メダパーニャ メダパニは『III』で初登場。メダパニーマは『VIII』で初登場。メダパーニャは『ジョーカー』で登場。 相手を混乱させる。メダパニは『III』『IV』『X』『XI』では1体に、『V』から『IX』までは1グループに有効。メダパニーマとメダパーニャは『X』以外の全作品で全体に有効。『X』のメダパニーマは対象を中心とした一定範囲に有効。 マヌーサ 『II』で初登場。相手を霧に包み、直接攻撃(打撃)の命中率を下げる。対象は1グループ(『X』のみ対象を中心とした一定範囲)。 『不思議のダンジョン』では物理攻撃とアイテム投げを当たらなくする。 ルカニ、ルカナン ルカナンは『II』、ルカニは『III』で初登場。 相手の守備力を下げる。ルカニは1体、ルカナンは1グループ(FC/MSX/MSX2版『II』・『XI』は敵全体、『X』のみ対象を中心とした一定範囲)に有効だが、基本的にルカニの方が低下率は高い。『IX』では下降率が「すこし」「かなり」となって数字で表示されず、仕様も倍率をかけるものに変更された。 『剣神ドラゴンクエスト』と『ドラゴンクエストソード』では敵専用呪文で主人公のバリアや盾を小さくする効果となっている。『剣神』ではルカニのみ、『ソード』ではルカナンのみが登場している。 ボミエ、ボミオス ボミオスは『III』で初登場。ボミエは『IX』『XI』と『モンスターズ』シリーズに登場。 相手の素早さを下げる。ボミエは1体、ボミオスは1グループ(『X』は対象を中心とした一定範囲、『XI』は全体)に有効。守備力には干渉しない。 ダウン、ダウンオール、ヘナトス、ヘナトール ダウン、ダウンオールは『ジョーカー』に登場。ヘナトスは『IX』『X』『XI』、ヘナトールは『ジョーカー3』『X』に登場。 相手の攻撃力を下げる。ダウンは1体、ダウンオールは全体に有効だが、ダウンオールはダウンよりも低下率が低い。ヘナトスは1体、ヘナトールは全体が対象。『バトルロードII』のダウンオールは相手の全ての能力値を下げる呪文、および特技となっている。 フール、マフール 『ジョーカー』に登場。相手のかしこさを下げることで、呪文の効果を低下させる。フールは1体、マフールは全体に有効だが、マフールはフールよりも低下率が低い。 マホトム、マホトーン マホトーンは第1作から、マホトムは『ジョーカー』に登場。 相手の呪文を封じ込め、使用不能にする。マホトムは敵1体、マホトーンは敵1グループ対象。『X』ではマホトーンの対象が1体となっておりマホトムは登場しない。 ペスカトレ 『VIII』で登場。相手の踊り(ふしぎなおどり、死のおどりなど)を封じ込める。特技の「おどりふうじ」と同じ。対象は1グループ。 マホトラ 『III』で初登場。相手1体のMPを奪い取って自分のものにする。消費MPは0なので、MPが尽きていても使える(SFC版『V』など例外もある)。また、仲間に唱えてMPを譲り受けてもらったり(『III』とFC版『IV』のみ)、MPが少ない敵への呪文封じとしても有効。当然ながら、MPを持たない相手に使っても効果はない。『IX』では敵専用呪文となっているが、杖でダメージを与えると敵のMPを吸収できる(装備している杖やスキル効果によって吸収率は変わる)効果がある。『X』では使用者のこうげき魔力や「魔力かくせい」などの影響、対象のマホトラ耐性により吸収量が増減する。 ギガ・マホトラ 『ジョーカー2プロフェッショナル』に登場。敵単体のMPを4回吸収。『XI』では敵モンスターが使用する。ベマホトラ 『ドラゴンクエストモンスターズ1・2』に登場。 マホトラと、MP吸収特技マホトラおどりを同時に仕掛けることで発動する。敵1体のMPを完全に吸い尽くし、使用者2人で分配する。『モンスターズ2』の連携特技まりょくのうねりに相当。 マホヘル 『ジョーカー2』に登場。相手1体の現在MPを1/3減らす(特技の「不思議な踊り」に酷似)。 ディバインスペル、マジックハック、グレイトハック、バハック、フバハック ディバインスペルは『VIII』で初登場。マジックハックは『ジョーカー』、グレイトハックは『イルルカ』、バハック、フバハックは『ジョーカー3』に登場。 呪文に対する抵抗力を弱め、自分たちからの呪文を効きやすくする。グレイトハック、バハックは単体が対象。 マジャスティス、ギガジャティス 『VII』で登場。本来の開発目的は魔王を封印する為のもの。 相手にかけられている補助呪文の効果をすべて打ち消す効果がある(特技の「いてつく波動」に類似)。マジャスティスは相手1体対象。ギガジャティスは敵味方全体に効果が及び、さらに数ターンの間呪文を一切使用できない状態にする(こちらは特技の「あやしいきり」と類似)。呪文の効果を消し去る性質上、マホカンタやマホターンで反射される事はない。 ダモーレ 『ジョーカー2』で登場。命令の際に相手のステータス(HP、MP、攻撃力、守備力、素早さ、賢さ、装備品)を見ることができる。どんな敵にも有効で、効果は3ターン続く。 クモノ 『X』で登場。地面に仕掛けることで、上に乗った敵の動きを封じる。 ヘルメリト 3DS版『モンスターズ2』で登場。敵全体の「特性」が全く発動しなくなるが、「ヘロヘロ」などの所有者にとって都合の悪いデメリット特性は封じられない。 ヴェレ系 『X』で登場。上位版に「ヴェレーノ」「ヴェレノーマ」がある。敵を毒・猛毒状態にする。
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