攻撃装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 03:11 UTC 版)
本型の原型となった205型は、魚雷発射管を先込め式で再装填機構を持たないものとするという思い切った手法により、攻撃装備を大幅に簡素化することに成功した。しかし、排水量にして3倍以上にまで大型化した本型においては、通常通りに発射管尾より再装填できるようになっており、各発射管には次発装填装置が取り付けられている。ただし、ブラジル海軍のトゥピ級 (209/1400型) を除くすべての209型では、再装填用の魚雷は6発しか搭載されていないため、発射管内に装填された魚雷とあわせて合計搭載量は14発となる。トゥピ級 (209/1400型)のみは8発を搭載しているので、兵装搭載量は合計で16発である。ここに搭載される魚雷としては、多くの国は、ドイツ・アトラス社製のSUT魚雷と、アメリカ製のNT37魚雷を使用している。 また、艦級によっては、サブ・ハープーンの運用能力が与えられていることがある。これは、魚雷発射管から射出される水中発射式の対艦ミサイルで、長距離の対水上火力として強力な打撃力となるが、発射時に自艦の位置を暴露することから、潜水艦の艦長には必ずしも好まれていない。 なお、この魚雷発射管は、205型と同様の魚雷自走発射(スイムアウト)式である。これにより、魚雷発射時に発生する雑音は低減され、さらに、水圧により発射するための機構が必要ないので、設備も軽量化できる。ただし、自走式以外の魚雷を発射できないという欠点を有していることから、209型向けとして、外装式で着脱できる魚雷運搬コンテナが開発されている。
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攻撃装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 05:31 UTC 版)
本型の攻撃装備の中核となるのが、艦首に束ねる形で配置された6門の533mm魚雷発射管である。魚雷発射管には、1門あたり3基の兵装が搭載できるので、合計搭載量は18基となる。また、これにかえて30基の機雷を搭載することもできる。ただし、CA-2000型では、合計兵装搭載量は12基となる。 また、本型の魚雷発射管および水中攻撃指揮装置は、水中発射型のSM39対艦ミサイルの発射に対応している。これにより、本型は長距離での対水上攻撃能力を付与されることになる。
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