操縦翼面とは? わかりやすく解説

動翼

(操縦翼面 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/30 04:35 UTC 版)

動翼説明図

動翼(どうよく、操縦翼面: moving surface, flight control surface)は、航空機構成要素の一種。補助翼方向舵昇降舵などの主操縦翼面(いわゆる舵面)に加え、フラップスポイラーエアブレーキなどの二次操縦翼面を含めた可動する平板状装置全般を指すことが多い。ただし回転翼(プロペラローター)は動翼とは呼ばれない。

ほかに、ミサイルロケットなどの可動する翼面も動翼と呼ばれる。

動翼に対して、可動しない平板状構造(主翼を除く)は安定板と呼ばれる。

また、ターボファンエンジンなどのガスタービンエンジンでは、回転部分に使用されるタービン・ブレードなどを動翼、ステーター・ベーンやノズルなどの静止部分に使われる翼を静翼と呼ぶことが多い。

ボーイング727の動翼

種類

後方から見た着陸態勢のB-2 スピリット ステルス爆撃機。両翼端のドラッグ・ラダー(スプリット・ラダー)が開いている
主操縦翼面 (primary control surfaces)
二次操縦翼面 (secondary control surfaces)
2役
  • エレボン(elevon) = エレベータ (elevator) + エルロン (aileron):無尾翼機で採用。
  • フラッペロン (flaperon) = フラップ (flap) + エルロン (aileron)
  • スポイレロン (spoileron) = スポイラー (spoiler) + エルロン (aileron)
  • テイルロン (taileron) = テイル(tail) + エルロン (aileron):テイルとは水平尾翼を指す。
  • ラダーベーター (ruddervator) = ラダー (rudder) + エレベーター (elevator):V字尾翼機で採用。

関連項目

外部リンク



操縦翼面

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 06:04 UTC 版)

T-2CCV (航空機)」の記事における「操縦翼面」の解説

平・垂直カナード追加カナード翼CFRP製に変更。 垂直カナードとの空力干渉避けるため、胴体下面ベントラルフィン除去後縁フラップフラッペロン機能持たせるとともにスロッテッド・フラップ形式から単純フラップ形式変更スポイラー形状変更。 その他、CCV機動対応するため、各構造要素強化アクチュエータ追加など。

※この「操縦翼面」の解説は、「T-2CCV (航空機)」の解説の一部です。
「操縦翼面」を含む「T-2CCV (航空機)」の記事については、「T-2CCV (航空機)」の概要を参照ください。

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