描写・活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 11:21 UTC 版)
「メビウス・M・メビウス」の記事における「描写・活躍」の解説
『ロキ』 1549年のエクサンプロヴァンスで、TVAのハンターの遺体が横たわっていた教会を現場検証し、事情聴取した少年が持っていた“ドッカーンガム”を、ハンターを手にかけた犯人からもらった物と知らされて受け取り、TVA庁舎に帰還。ラヴォーナが執り行なう裁判の場に立ち会うと、その途中で裁かれる寸前だったロキの協力を得ることをラヴォーナに提案し、ロキの身柄を引き取った。 隙を見計らって逃げようとするロキを“タイムカラー”で観念させると取り調べに入り、TVA庁舎では時間の流れが異なることを説いて、うまくいけば望むものを与えるという条件を付けながらカウセリングを開始。ロキの野望や行動原理を聞き出し、抗う姿勢を続ける彼に「“君の行動のベスト盤”」の映像に映ったロキの養母であるフリッガの最期の瞬間などを見せながら「君は王じゃない」と指摘して精神的に追い詰めた。やがてロキが自らの置かれた立場を悟って本心を吐露すると、彼の変異体の捜査協力を求めた。 それから研修を受けさせたロキを、彼の変異体が現れた1985年のオシュコシュへの出動に同伴させると、タイムキーパーに会おうとするロキの大ぼらを見破り、一度は彼を現場に不向きと評した。しかし、ロキの変異体に接触するため、最後のチャンスとして書類調査の仕事を与え、ロキに大災害の前では何をしても神聖時間軸に影響を与えられないという仮説を証明されると、彼と事件簿の洗い出しで競争。目星をつけた2050年のアラバマ州へロキと共にミニットメンたちに同伴して、未だかつてないほど興奮しつつ変異体捕獲に乗り出すが、変異体の人質になっていたハンターC20を発見して介抱していたうちに、目を離したロキの逃亡を許してしまった。 その後TVA庁舎で、ラヴォーナにC20の尋問をリクエストした際に彼女の訃報を聞かされるも、“ラメンティス1号星”で“分岐イベント”を起こしたロキとシルヴィ(ロキの変異体)の連行に成功。ロキを「“悪友”」と呼びながら、処罰として“時の牢獄”へ放り込んで懲らしめ、シルヴィを尋問したいとラヴォーナに掛け合うが、「タイムキーパーたちが見ている」という理由で拒否され、ロキの再度の尋問に入って彼とシルヴィの関係を嘲った。だが、逆にロキからもTVAの真実の一端と蔑みの言葉をぶつけられ、彼の必死に訴える姿とC20の発言からTVAへの疑念を少なからず抱くことになった。そこでラヴォーナにC20やシルヴィを尋問させなかったことを問いかけつつ、ラヴォーナのタイムパッドを自分のものと入れ替えると、C20がロキと同様のことを証言してラヴォーナに剪定された映像を目にしてロキが正しいことを確信。再び時の牢獄に閉じ込めたロキを解放し、信頼しあうことを決めるが、そこに現れたラヴォーナによって自分の夢を叫びながら剪定されてしまった。 しかし剪定先の”虚無”で、“アライオス”に追われていたシルヴィを救い、「自分が今まで善人だと思ってきた」と打ち明けながらロキや彼の複数の変異体たちと合流。TVAに反旗を翻すことを決意し、虚無の向こう側にいる黒幕に挑もうとするロキに「友」として感謝し、シルヴィから譲渡されたタイムパッドでタイムドアを開きTVA庁舎に帰還した。 そしてラヴォーナと対峙し、親友に剪定された悲しみや、変異体たちから自由意思を奪って“虚無”に追放するTVAのやり方を廃止して2人でより良い組織をつくろうと呼びかけるが、自身の姿勢を変えようとしない彼女は聞きいれることなく、何処かへ去ってしまった。やがてシルヴィがTVAの黒幕であった在り続ける者を刺殺したことで発生した分岐イベントで無数の時間軸が生まれはじめた様子をモニターでハンターB15と眺めながら「もう戻れないな、とわに時を」・「いつでも」と唱えていたが、TVA庁舎に戻されたロキが接触してきた際には彼の話だけでなくロキ自身を認識できず、彼の素性やTVAでの役職などを問いかける。
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