御料地とは? わかりやすく解説

御料地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:17 UTC 版)

伊勢神宮」の記事における「御料地」の解説

神宮神田 神饌用の稲は、全て神宮神田栽培されている。品種は、粳米ではチヨニシキイセヒカリ、みえのみえ、キヌヒカリあきたこまち、ナギホ、ニシホマレ等、餅米では神楽糯、あゆみもち等である。天候不順災害等被害最小限留める為、多く品種育て田植え時期ずらして行われる4月には神田下種祭、5月には神田御田植初、9月には抜穂祭がそれぞれ斎行され、豊作祈願が行われる。所在地三重県伊勢市楠部町神宮御園 神饌用の野菜・果物は、全て神宮御園栽培されている。品目50種類程である。供進される野菜果物は、祭祀によってその品目数量定められている他、盛りつける土器大きさ決められている為、それにあった大きさ育てる様細心の注意を払う必要がある毎年春分の日には御園祭が斎行され、豊作作業関係者の安全が祈願される。所在地三重県伊勢市二見町溝口御塩浜 神饌用の御塩は、荒塩を焼き固めた堅塩用いられる。荒塩の原料となる鹹水全て御塩浜採取され御塩汲入所運ばれる。採鹹作業毎年7月下旬から8月上旬土用頃の時期、約1週間程かけて行われる所在地三重県伊勢市二見町西御塩汲入所 前述通り御塩浜採取され鹹水は、全て御塩汲入所運ばれる運ばれ鹹水は、隣接する御塩焼所にて平釜炊き上げられ、荒塩にされる。炊き上げ作業交代で火を焚き続けながら、一昼夜かけて行われる所在地三重県伊勢市二見町荘神宮鰒調製所 神饌用のアワビ)は、全て神宮鰒調製所乾燥させられたものが用いられる。その由来は、倭姫命志摩国巡行した際、国崎海女おべんが差し出したことから、御贄処として定められとされる毎年6月から8月にかけ、古式ゆかしく身取玉貫呼ばれる熨斗調製されており、その技法は県の無形民俗文化財指定されている。所在地三重県鳥羽市国崎町神宮干鯛調製所 神饌用の干鯛は、全て神宮干鯛調製所乾燥させられたものが用いられる干鯛は、島周辺水揚げされ内臓取り除き塩水につけた後、晴天の日に2日間ほど乾燥させて調製されたもので、御幣とも呼ばれる所在地愛知県知多郡南知多町大字篠島神宮土器調製所 神宮用い土器全て神宮土器調製所焼かれ土師器用いられる神宮では、一度使用した土器細かく粉砕し土中埋めることになっている為、年間約6個の土器調製される。所在地付近は、高天原から埴土移したという伝承があり、良質な粘土恵まれていることから、皇大神宮鎮座当時から土器調製してきたとされている。所在地三重県多気郡明和町蓑村神服織機殿神社八尋殿 神宮供進される和妙は、全て神服織機殿神社八尋殿で奉織される。和妙とは、神御衣祭の際、皇大神宮及び荒祭宮奉献される絹の反物のことを指す。皇大神宮鎮座当初には、五十鈴川のほとりに宇治機殿を建て、天上儀式則り和妙を奉織していたと伝えられるが、天武天皇御代紡績業盛んな現在地移されとされる。現在は、神御衣祭控えた5月10月神職参向し、奉織が行われる。奉織前の5月1日10日1日には神御衣奉織始祭が、奉織後の5月13日10月13日には神御衣奉織鎮謝祭が、それぞれ斎行される。所在地三重県松阪市大垣内町神麻続機殿神社八尋殿 神宮供進される荒妙は、全て神麻続機殿神社八尋殿で奉織される。荒妙とは、神御衣祭の際、皇大神宮及び荒祭宮奉献される麻の反物のことを指す。現在は、和妙同様に神御衣祭控えた5月10月神職参向し、奉織が行われる。奉織前の5月1日10日1日には神御衣奉織始祭が、奉織後の5月13日10月13日には神御衣奉織鎮謝祭が、それぞれ斎行される。所在地三重県松阪市井口中町

※この「御料地」の解説は、「伊勢神宮」の解説の一部です。
「御料地」を含む「伊勢神宮」の記事については、「伊勢神宮」の概要を参照ください。

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