ハウスマヌカン
ハウスマヌカンとは、その店で販売している洋服を着用して接客する、ブティックの女性店員のことである。単にマヌカンともいう。
「ハウスマヌカン」は、英語houseとフランス語mannequinを組み合わせた和製洋語で、1983年に雑誌「アンアン」がこの名称を用いて特集を組んだことから定着した。フランス語でmannequinはファッションモデルを意味するが、日本語で「マヌカン」は古くから衣類や化粧品を身につけてそれらを宣伝する女性を指して用いられていた。
客に着こなしをアドバイスしたり、着用のモデルとなって商品を宣伝したりすることも求められたため、ハウスマヌカンはバブル時代のいわゆる「カタカナ職業」のひとつとして憧れの職種でもあった。1986年には、ハウスマヌカンの悲哀を歌ったややの楽曲「夜霧のハウスマヌカン」がヒットしている。
「ハウスマヌカン」は現在は死語になっており、衣料品店の店員のことは今では普通「アパレル店員」「ショップ店員」「ショップスタッフ」などという。
(執筆:稲川智樹)
「ハウスマヌカン」は、英語houseとフランス語mannequinを組み合わせた和製洋語で、1983年に雑誌「アンアン」がこの名称を用いて特集を組んだことから定着した。フランス語でmannequinはファッションモデルを意味するが、日本語で「マヌカン」は古くから衣類や化粧品を身につけてそれらを宣伝する女性を指して用いられていた。
客に着こなしをアドバイスしたり、着用のモデルとなって商品を宣伝したりすることも求められたため、ハウスマヌカンはバブル時代のいわゆる「カタカナ職業」のひとつとして憧れの職種でもあった。1986年には、ハウスマヌカンの悲哀を歌ったややの楽曲「夜霧のハウスマヌカン」がヒットしている。
「ハウスマヌカン」は現在は死語になっており、衣料品店の店員のことは今では普通「アパレル店員」「ショップ店員」「ショップスタッフ」などという。
(執筆:稲川智樹)
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