あゆみもち【アユミモチ】(食用作物)
登録番号 | 第6084号 | |
登録年月日 | 1998年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | あゆみもち よみ:アユミモチ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 愛知県 | |
品種登録者の住所 | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小島元 工藤悟 杉浦直樹 坂紀邦 遠山孝通 加藤恭宏 釋一郎 藤井潔 朱宮昭男 香村敏郎 伊藤俊雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「愛知56号(後の「月の光」)」に「愛知糯60号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(愛知県愛知郡長久手町)における成熟期は早生の晩,稈長がやや短,耐倒伏性がやや強く,しま葉枯病抵抗性を有するやや多収の水稲,糯種である。 草型は中間型,稈長はやや短,稈の細太はやや太,剛柔は中,止葉の直立の程度は立である。穂長及び穂数は中,粒着密度はやや疎である。穎色は赤褐-褐,ふ先色は赤褐,芒の有無と多少は稀,芒色は赤褐である。玄米の形,大小,精玄米千粒重及び玄米の光沢は中,見かけの品質は中の上,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は早生の晩,穂発芽性はやや難,耐倒伏性はやや強,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i,白葉枯病圃場抵抗性は中,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2)である。 「喜寿糯」と比較して,穂長が短いこと,出穂期及び成熟期が早いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであること,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に愛知県農業総合試験場(愛知県愛知郡長久手町)において,「愛知56号(後の「月の光」)」に「愛知糯60号」を交配し,60年に雑種第2代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。63年から生産力検定試験及び特性検定試験,平成元年から「愛知糯90号」の系統名で奨励品種決定試験を行い,その特性を確認して育成を完了した。6年は雑種第11代である。 |
- あゆみもちのページへのリンク