御影 (神戸市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 05:19 UTC 版)
御影(みかげ)は、兵庫県神戸市東灘区にある地名。広義では旧武庫郡御影町の一帯を指す地域名。旧御影町域には「御影」を冠する各町(御影本町・御影中町・御影石町・御影郡家など)があるが、単に「御影」と称する行政町名があり、御影一丁目から御影三丁目が設置されている。
(灘区)高羽町 | 御影山手 | 御影山手 | ||
(3丁目)(灘区)楠丘町・高徳町・ (1丁目)(灘区)弓木町 | 御影郡家 | |||
御影 (神戸市) | ||||
(灘区)大和町 | 御影石町・御影中町(8・6丁目) | 御影中町(4丁目) |
注釈
- ^ 編入当初は大字高羽を称し、1934年(昭和9年)に大字西平野に改めた[8]。
- ^ このとき、天井川である石屋川の下を通る石屋川トンネルが開削された。
- ^ 1973年(昭和48年)時点で、御影財産区は墓地2489坪・その他294坪、郡家財産区は墓地459坪を財産として所有している[14]。
- ^ その後、小学区制はやや広域の方向に見直され、現在の神戸第一・芦屋学区となった
- ^ 三条大橋は日本において石造橋脚を使用した最初期の橋の一つ。大正時代に架け替えられた際に橋脚材も交換されており、石柱は橋の西詰や京都国立博物館の庭[17]などに所在している。
- ^ 現在の神戸市灘区八幡町付近。
- ^ 原作小説中には御影公会堂付近に清太ほか焼け出された人々が集まっている場面で「「御影国民学校へ集合してください、上西、上中、一里塚の皆さん」清太の住む町名を呼ばれ」というくだりがある。アニメ版でも警防団員が3つの町の名を挙げて「国民学校」への集合を呼びかけるシーンがある。阪神御影駅西側に所在していた町(上西・上中が線路以南、一里塚が線路以北)で、「上中」は交差点や公園に、西国街道の一里塚に由来する「一里塚」は天神川に架かる橋に名を残す。
- ^ 原作小説にも石屋川の堤から「御影第一第二国民学校」が見えるという叙述がある。御影第二国民学校は第一国民学校から国道を越えて北側、現在の兵庫県立御影高等学校が所在する場所に存在し、6月5日の空襲で全焼した[23]。1919年(大正8年)に御影尋常小学校が分割されて第一・第二尋常小学校となり、1945年11月に第一・第二国民学校が統合されて現在の御影小学校に系譜をつないでいる。
- ^ 野坂の母校である成徳国民学校は一部が炎上したものの被害を食い止めている。
- ^ 行政上は両路線の線路敷も「御影」に含まれる[29]。
出典
- ^ a b c d e 田辺眞人 2021, p. 31.
- ^ 『武庫郡誌』, p. 481.
- ^ a b “覚美郷”. 角川日本地名大辞典(JLogos所収). 2022年3月29日閲覧。
- ^ a b c d “御影”. 角川日本地名大辞典(JLogos所収). 2022年3月29日閲覧。
- ^ 田辺眞人 2021, pp. 31, 43–44.
- ^ “御影(古代)”. 角川日本地名大辞典(JLogos所収). 2022年3月29日閲覧。
- ^ a b c “御影(中世)”. 角川日本地名大辞典(JLogos所収). 2022年3月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “御影町(近代)”. 角川日本地名大辞典(JLogos所収). 2022年3月29日閲覧。
- ^ 田辺眞人 2021, p. 106.
- ^ 『武庫郡誌』, p. 470.
- ^ 『武庫郡誌』, p. 452.
- ^ 『武庫郡誌』, p. 492.
- ^ 高潮の阪神沿道で三百人行方不明『大阪毎日新聞』昭和9年9月22日号外(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p229 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 倉田和四生「大都市における財産区管理の実態(その1)-神戸市の例-」『関西学院大学社会学部紀要』第34号、1977年、2頁。
- ^ a b c d e f 田辺眞人 2021, p. 68.
- ^ a b c d e f g 先山徹. “江戸時代の名所図会から見た六甲花崗岩の採石と流通”. JpGU-AGU Joint Meeting 2020. 日本地球惑星科学連合. 2022年3月29日閲覧。
- ^ “西の庭”. 京都国立博物館. 2022年3月29日閲覧。
- ^ a b c d e “御影石のルーツをたどる 神戸・石屋川との関係とは”. 神戸新聞社 (2019年4月11日). 2022年3月29日閲覧。
- ^ “御影郷”. 灘の酒用語集. 灘酒研究会. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “沢の井”. タウンマップ 歴史掘り起こしマップ. 神戸市東灘区. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “菊正宗の歴史”. 菊正宗. 2020年7月10日閲覧。
- ^ a b c 横濱雄二 2020, p. 47.
- ^ 水野喬司. “戦争体験談”. 西宮市. 2022年4月1日閲覧。
- ^ 横濱雄二 2020, p. 45.
- ^ a b c 横濱雄二 2020, p. 49.
- ^ “火垂るの墓の舞台を訪ねる”. 関西ドラマの映画と舞台. 2022年3月30日閲覧。
- ^ “火垂るの墓 ロケ地紹介:神戸”. ジブリフリーク. 2022年3月30日閲覧。
- ^ “『火垂るの墓』ウォーキングマップ-御影コース-”. 火垂るの墓を歩く会 (2021年). 2022年3月30日閲覧。
- ^ a b c d e 「兵庫県告示第800号(住居表示の実施に伴う神戸市の区域内における町の設定等)」『兵庫県公報』第2002号、平成20-08-05、1-4面。2022年3月28日閲覧。
- ^ a b 田辺眞人 2021, p. 54.
- ^ “お城なくても「城ノ前」なぜ? 地域に残る深い愛着”. M's KOBE. 神戸新聞社 (2019年3月31日). 2022年5月5日閲覧。
- ^ 『武庫郡誌』, p. 476.
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