御影堂 (大石寺)とは? わかりやすく解説

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御影堂 (大石寺)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 00:41 UTC 版)

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御影堂(県指定有形文化財)

御影堂(みえいどう)は、静岡県富士宮市大石寺にある堂宇で、広宣流布までの間の本堂とされる建物である。

1632年(17世日精の代)、敬台院殿の寄進により建立され、大石寺では現存する最古の建造物となる。「本門戒壇大御本尊」(現在は奉安堂に安置)が安置されていた時期があったが、建立から50年ほど経って現在安置されている常住板本尊(日蓮大聖人真筆本尊を模刻)が安置されている。御宮殿の中、本尊の前に日蓮等身大の御影像(第6世日時の代、越前法橋快恵作)が安置されている。

内部は歌舞伎座を模して作られており、中央部奥の須弥壇の上に御宮殿があり、内陣後部中央に法主の大導師席、大導師席の左手に隠尊の隠居席がある。内陣の後方から左右両側にかけて外陣が設けられている。柱には金箔が施され、内壁や欄間などは芸術的価値が高いと言われている。

昭和41(1966)年(66世日達上人代)、静岡県の有形文化財に指定されている[1]

御影堂では、宗祖御大会(ごたいえ・11月20~21日)や毎月の御報恩御講(7・13・15日)をはじめ、日蓮の事績に関する法要(誕生会、立宗会など)が営まれる。

平成18(2006)年11月28日、修復工事着工法要が執り行われ、約7年をかけて修復工事が行われる。本尊は奉安殿に遷座され、修復工事完了まで奉安殿が仮御堂として使われる。

平成25(2013)年秋に修復工事が完了し、11月15日に本尊を遷座、19日に記念大法要を奉修、御大会をはさみ12月20日まで記念大法要が執り行われた。

脚注

  1. ^ 静岡県ホームページ(しずおか文化財ナビ)



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