御影駅_(阪急)とは? わかりやすく解説

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御影駅 (阪急)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 07:47 UTC 版)

御影駅
北口
みかげ
Mikage
HK-11 岡本 (2.2 km)
(1.8 km) 六甲 HK-13
所在地 神戸市東灘区御影二丁目1番1号[1][2]
駅番号 HK12
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 神戸本線
キロ程 25.6 km(大阪梅田起点)
駅構造 地上駅[3]
ホーム 2面2線[3]
乗降人員
-統計年次-
15,407人/日
-2023年-
開業年月日 1920年大正9年)7月16日[3]
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配線図

岡本駅

六甲駅

御影駅(みかげえき)は、兵庫県神戸市東灘区御影二丁目にある、阪急電鉄神戸本線[3]。駅番号はHK-12

歴史

駅構造

2面2線の相対式ホームを有する地上駅[3]。神戸三宮側に待避線(詳しくは後述)がある[3]ため、停留所ではない。

改札口は各ホームの大阪梅田方にあるが、ホームが傾斜面上にあるため、コンコースを含めホームより下層に設けられている[3]。両ホームは地下道によって連絡しており[3]、エレベーターも設置されている。

南改札口には駅係員が配置されているが、北改札口には配置されておらず、通話の際は備え付けのインターホンを使用する[注 1]トイレは神戸三宮方面ホームの大阪梅田寄りにあり、多機能タイプも併設されている。

当駅のすぐ西側、上下本線の間には待避線が1本設けられている[3]1968年4月から1998年2月まで、神戸本線では西隣の六甲駅まで山陽電気鉄道との直通運転を行なっていたが、山陽の列車はこの待避線まで回送されて折り返していた[3]。直通運転終了後も2022年12月まで、平日の朝ラッシュ時に三宮で増結を行う車両(2両編成)が西宮車庫から回送される際に一旦ここに入線し、営業列車を待避していた。

のりば

号線 路線 方向 行先
1 神戸本線 下り 神戸三宮新開地山陽電鉄線方面
2 上り 大阪梅田西宮北口京都宝塚方面

※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線アプリ」の発車案内機能では、神戸三宮方面が1号線、大阪梅田方面が2号線と表示されている。

利用状況

2023年(令和5年)の通年平均乗降人員15,407人であり、阪急電鉄の駅では富田駅に次いで第48位[統計 1]

年次別利用状況

各年次の乗降人員の推移は下表の通り。

2016年は天神橋筋六丁目駅を含めた上位50位のみの公表。2017年以降については阪急管理の全駅の数値が公表されているが、天神橋筋六丁目駅は公表対象外となっているため、同駅を含めるか否かで順位が変わる[注 2]が、ここでは出典上での順位をそのまま記載する。また2016年次のみ、乗車人員・降車人員も判明している[注 3]

年次別1日平均乗降人員[統計 1]
年次 乗降人員 増減率 順位 出典
2016年(平成28年) 16,438 50位 [阪急 1]
2017年(平成29年) 16,604 1.0% 50位 [阪急 2]
2018年(平成30年) 16,609 0.0% 49位 [阪急 3]
2019年(令和元年) 16,748 0.8% 49位 [阪急 4]
2020年(令和02年) 12,690 -24.2% 49位 [阪急 5]
2021年(令和03年) 13,443 5.9% 47位 [阪急 6]
2022年(令和04年) 14,537 8.1% 49位 [阪急 7]
2023年(令和05年) 15,407 6.0% 48位

平日限定データ

2007年から2015年までのデータは平日限定となっており、また上位50駅のみの公表となっていた。2007年・2008年・2009年・2013年は50位圏外となっていたため数値が不明。増減率については前年からの比であるため、2013年分が判明していない2014年については記載しない。

公表された年度については全て乗車人員・降車人員ともに判明している。

平日限定・年次別1日平均乗降人員
年次 乗車人員 降車人員 乗降人員 増減率 順位 出典
2010年(平成22年) 8,897 8,560 17,457 50位 [阪急 8]
2011年(平成23年) 8,922 8,610 17,532 0.4% 50位 [阪急 9]
2012年(平成24年) 9,075 8,752 17,827 1.7% 50位 [阪急 10]
2014年(平成26年) 9,280 8,973 18,253 50位 [阪急 11]
2015年(平成27年) 9,396 9,130 18,526 1.5% 50位 [阪急 12]

駅周辺

財界人や文化人などの豪壮な邸宅建築が多く、市内随一の高級住宅街である。美術館や洋菓子店も多い[3]2008年には駅の南西に達していた市道弓場線が延伸され、ホーム西側の線路との立体交差が完了[9]。同時に従来の南口に加えて、北口にもロータリーが整備された。

なお、阪神本線御影駅JR神戸線六甲ライナー住吉駅とは約1.2キロメートルの距離がある(南へ徒歩約15分)[注 4]

深田池公園

バス路線

神戸市バス19系統

神戸市バス魚崎営業所石屋川営業所)とみなと観光バスが乗り入れ、以下の路線を運行している。

神戸市バス

南北双方に停留所があり、南側(ローソン阪急御影駅前店向かい)が「阪急御影」、北側(ロータリー内)が「阪急御影北口」である。

下記の系統のうち、37系統は阪急御影のみの停車。ほか2系統は両停留所を経由するが、阪神御影行きは阪急御影北口のみの停車である。

みなと観光バス

みなと銀行(阪急御影支店)の向かいに発着。停留所名は「阪急御影駅南」。

隣の駅

阪急電鉄
神戸本線
特急・通勤特急・準特急
通過
急行・快速・普通
岡本駅 (HK-11) - 御影駅 (HK-12) - 六甲駅 (HK-13)

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 北改札口はかつて定期券・カード専用で、現在よりも三宮寄りにあった。バリアフリー化工事の進展に合わせ、現在位置に移動している。
  2. ^ 2016年次の乗降人員は当駅より天神橋筋六丁目駅の方が上位に位置していた。
  3. ^ 乗車人員:8,347、降車人員:8,091
  4. ^ JR線と乗り換える場合は、東隣の岡本駅の方が(摂津本山駅との)距離が近く、かつ全ての営業列車が停車するため、利便性が高い。

出典

  1. ^ 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、62頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ 生田誠『阪急電鉄神戸線 伊丹線、今津線、甲陽線、神戸高速線』アルファベータブックス、2016年、52頁。 ISBN 978-4-86598-817-8 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、80頁。 ISBN 9784343006745 
  4. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 12号 阪神電気鉄道 阪急電鉄 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、27-29頁。 ISBN 978-4-02-340142-6 
  5. ^ a b 鉄道ファン』第35巻第8号、交友社、1995年8月、125頁。 
  6. ^ 「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します』(PDFlink)(プレスリリース)阪急電鉄株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2013年12月15日時点におけるアーカイブhttps://megalodon.jp/2013-1215-0920-39/holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201304306N1.pdf2016年4月8日閲覧 
  7. ^ “阪急電鉄:21日から駅名変更 宝塚線、中山駅→中山観音駅 神戸線、三宮駅→神戸三宮駅 京都線新駅開業に合わせ”. 毎日新聞(朝刊) (毎日新聞社): p. (地方版/兵庫)p.24. (2013年12月19日)  {{cite news}}: |date=の日付が不正です。 (説明)
  8. ^ 神戸市 都市計画道路 御影山手線・弓場線 整備事業
  9. ^ 都市計画道路 弓場線神戸市

利用状況

  1. ^ a b 駅別乗降人員 - 阪急電鉄

阪急電鉄

  1. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2016年平均(通年平均)〔1月~12月〕”. 2017年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  2. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員(2017年 通年平均)”. 2018年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  3. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2018年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  4. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2019年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  5. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2020年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  6. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2021年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  7. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2022年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  8. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2010年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2011年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  9. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2011年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2012年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  10. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2012年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2014年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  11. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2014年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。
  12. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2015年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2016年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月23日閲覧。

関連項目

外部リンク




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