御土居下御側組同心とは?

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御土居下御側組同心

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 21:10 UTC 版)

御土居下御側組同心(おどいしたおそばぐみどうしん)とは、尾張藩が置いた役職の一つである[1][2][3]。表向きは城門の警備や藩主の護衛などを職務としていたが、名古屋城が落城するような事態となった時に藩主の身を守り無事に逃がすという極秘の任務を与えられていた[1][2][4][注釈 1]。現実には、尾張藩はそのような事態を経験することなく明治維新を迎えたため、彼らが本来の任務を遂行する機会はなかった[5]


注釈

  1. ^ 御土居下御側組同心を忍者とするものもある(高木(1994)、29頁)が、御土居下御側組の子孫で自身も御土居下に住んでいた岡本柳英は、御土居下御側組同心で忍術で知られた広田増右衛門を評して「尾張藩にて忍術の心得あるものは、極めて稀であった」(岡本(1980)、133頁)と述べている。
  2. ^ これとは別に、本丸から二の丸・三の丸の下を通り東大手門の北の外堀に通じる地下の抜け道があったとする説もあるが、その存在は確認されていない(高木(1994)、29頁)。
  3. ^ 岡本柳英は「城の東北隅階段から」と述べている(岡本(1980)、5頁など)が、初期を除き藩主は二の丸で生活したことや埋門があるのは二の丸側であることから、ここでは生駒(1995)に拠る。
  4. ^ これ以前には「御庭足軽組」と称していたとする文献もあるが、岡本柳英はこれに疑問を呈し、それ以前には特別な名称はなく、この時に初めて名称を与えられたと主張している(岡本(1980)、72、84-86頁)
  5. ^ 逆に、御土居下の閑静な環境に惹かれて新たに移住してくる者もいた(岡本(1980)、221頁)。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 中村(1990)、220頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 生駒(1995)、140頁。
  3. ^ a b c 岡本(1980)、86頁。
  4. ^ 岡本(1980)、63頁。
  5. ^ a b c d 岡本(1980)、221頁。
  6. ^ 岡本(1980)、27頁。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 生駒(1995)、142頁。
  8. ^ 岡本(1980)、51-55頁。
  9. ^ a b c d e f g h 生駒(1995)、144頁。
  10. ^ a b c d e 岡本(1980)、93頁。
  11. ^ a b c 窪田(1994)、22頁。
  12. ^ 高木(1994)、29頁。
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n 生駒(1995)、143頁。
  14. ^ 岡本(1980)、114頁。
  15. ^ 岡本(1980)、115頁。
  16. ^ 岡本(1980)、89頁。
  17. ^ 岡本(1980)、117-118頁。
  18. ^ 岡本(1980)、112頁。
  19. ^ 岡本(1980)、118頁。
  20. ^ a b c d e f g h i j k 中村(1990)、221頁。
  21. ^ 岡本(1980)、62頁。
  22. ^ a b c 岡本(1980)、16頁。
  23. ^ a b 岡本(1980)、21頁。
  24. ^ 岡本(1980)、23-24頁。
  25. ^ 岡本(1980)、32-35頁。
  26. ^ a b 岡本(1980)、37頁。
  27. ^ 岡本(1980)、39頁。
  28. ^ a b 岡本(1980)、38頁。
  29. ^ 岡本(1980)、57頁。
  30. ^ a b 岡本(1980)、57-58頁。
  31. ^ 岡本(1980)、66頁。
  32. ^ 岡本(1980)、67頁。
  33. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 生駒(1995)、141頁。
  34. ^ a b 岡本(1980)、68-69頁。
  35. ^ 岡本(1980)、67-68頁。
  36. ^ 岡本(1980)、70頁。
  37. ^ 岡本(1980)、70-71頁。
  38. ^ 生駒(1995)、140-141頁。
  39. ^ a b c 岡本(1980)、84頁。
  40. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 岡本(1980)、81頁。
  41. ^ a b c 岡本(1980)、142頁。
  42. ^ 岡本(1980)、221-222頁。
  43. ^ 生駒(1995)、145頁。
  44. ^ 岡本(1980)、225頁。
  45. ^ a b c 岡本(1980)、228頁。
  46. ^ a b 岡本(1980)、230-231頁。
  47. ^ 岡本(1980)、80-81頁。
  48. ^ 岡本(1980)、81-84頁。
  49. ^ a b c d e 岡本(1980)、90頁。
  50. ^ 岡本(1980)、74頁。
  51. ^ a b c d 岡本(1980)、80頁。
  52. ^ 岡本(1980)、140頁。
  53. ^ a b c d 岡本(1980)、141頁。
  54. ^ a b c d e 岡本(1980)、72頁。
  55. ^ a b 岡本(1980)、136頁。
  56. ^ 岡本(1980)、137頁。
  57. ^ a b c 岡本(1980)、154頁。
  58. ^ a b c d e 岡本(1980)、80-84頁。
  59. ^ a b 岡本(1980)、133頁。
  60. ^ 岡本(1980)、133-134頁。
  61. ^ 岡本(1980)、73-74頁。
  62. ^ 岡本(1980)、126頁。
  63. ^ a b c d 岡本(1980)、145頁。
  64. ^ 岡本(1980)、146-147頁。
  65. ^ 岡本(1980)、149頁。
  66. ^ a b 岡本(1980)、131頁。
  67. ^ 岡本(1980)、144頁。
  68. ^ 岡本(1980)、127頁。
  69. ^ a b 岡本(1980)、130頁。
  70. ^ 岡本(1980)、129頁。
  71. ^ a b c 岡本(1980)、83頁。
  72. ^ a b c 岡本(1980)、132頁。


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