待機児童(たいきじどう)
保育所への入所希望者の数が定員を大幅に上回っていることから、入所を希望しても入所できるとは限らない。このような状態にある児童のことを待機児童という。
核家族化が進み、女性の職場進出という生活環境が変化していることから、保育所の利用を希望する人が増えている。一方で、公営の保育所施設は、地方自治体の財政事情が思わしくないこともあって、減少する傾向にある。その結果、多くの待機児童が発生しているわけだ。
厚生労働省によると、2001年4月時点での待機児童数は全国で2万人を超えている。近所に入所可能な保育所があっても、別の第1希望の保育所に入るために待機する児童も含めると、その数は約3万5000人に上る。
政府は、2004年度までに15万人の児童受け入れ数を増やそうとして、「待機児童ゼロ作戦」を展開している。具体的には、地方自治体が用意した土地や建物で、民間業者が保育所のサービスを提供するといった公設民営型の新規設置を進めているつもりだ。
(2002.07.10更新)
待機児童
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 13:09 UTC 版)
待機児童(たいきじどう)とは、日本において、子育て中の保護者が保育所または学童保育施設に入所申請をしているにもかかわらず入所できず、入所待ちしている(待機)状態の児童をいう。
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