建艦競争に関連する艦船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:00 UTC 版)
「南アメリカの建艦競争」の記事における「建艦競争に関連する艦船」の解説
艦船国排水量主砲台造船会社起工日進水日完成日その後ミナス・ジェラエス(英語版) 18,976ロングトン(lt)19,281トン(t) 12インチ/45口径艦砲(英語版)12門 アームストロング・ホイットワース 1907年4月17日 1908年9月10日 1910年1月 1954年初解体 サン・パウロ 18,803 lt/19,105 t ヴィッカース 1907年4月30日 1909年4月19日 1910年7月 1951年11月、解体に向かう途中で沈没 リオデジャネイロ 27,410 lt/27,850 t 12インチ/45口径艦砲14門 アームストロング 1911年9月14日 1913年1月22日 1914年8月 1913年、オスマン帝国が購入。1914年、「エジンコート」としてイギリスに接収される。1924年初解体 リアシュエロ 30,000 lt/30,500 t 15インチ/45口径艦砲(英語版)8門 – – – 第一次世界大戦勃発により建艦取り消し リバダビア 27,500 lt/27,900 t 12インチ/50口径艦砲(英語版)12門 フォアリバー 1910年5月25日 1911年8月26日 1914年12月 1959年初解体 モレノ(英語版) 1910年7月9日 1911年9月23日 1915年2月 1957年初解体 アルミランテ・ラトーレ(英語版) 28,100 lt/28,600 t 14インチ/45口径艦砲(英語版)10門 アームストロング 1911年11月27日 1913年11月27日 1915年10月 1914年、「カナダ」としてイギリスが取得。1920年、チリが再取得。1959年初解体 アルミランテ・コクラン – – 1913年2月20日 1918年6月8日 1924年2月 1914年、イギリスが取得。1918年、航空母艦に変更。1942年8月11日沈没 Key: ブラジル アルゼンチン チリ オスマン帝国 イギリス 出典:Preston, "Great Britain," p. 38; Scheina, Naval History, pp. 321–322; Scheina, "Argentina," p. 401; Scheina, "Brazil," p. 404; Topliss, "Brazilian Dreadnoughts," pp. 249–251, 281–283, 286. ミナス・ジェライス級戦艦は南米のほかの弩級戦艦よりも早く設計、建設、完成したため、より小さく、武装もより貧弱であった。ブラジルはさらにリオデジャネイロとリアシュエロの取得を計画したが、前者は売却され、後者は第一次世界大戦勃発により取り消された。 リバダビア級戦艦は南米諸国が購入した2級目の弩級戦艦であり、イギリス以外の会社が建設したものとしては唯一である。ミナス・ジェライス級の建設を受けて注文されたため、リバダビア級戦艦ははるかに大きく、12インチ砲も2門多く、装甲もより強かった。 アルミランテ・ラトーレ(英語版)は最後に建設された南米の弩級戦艦であり、ブラジルとアルゼンチンのそれよりも大きく、よく武装されていた。14インチ砲5門が斜線ではなく、より効果的になるように中央軸に配置されているため、片舷斉射でも船に損傷を与えないようにした。
※この「建艦競争に関連する艦船」の解説は、「南アメリカの建艦競争」の解説の一部です。
「建艦競争に関連する艦船」を含む「南アメリカの建艦競争」の記事については、「南アメリカの建艦競争」の概要を参照ください。
- 建艦競争に関連する艦船のページへのリンク