巨人戦以外への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:28 UTC 版)
「ニッポン放送ショウアップナイター」の記事における「巨人戦以外への対応」の解説
現在は巨人以外の関東のチームの試合は、後述のヤクルト主催の一部を除き巨人戦がデーゲーム、あるいは雨天中止などになった場合の予備カードからの繰り上がりを含めた全国放送に昇格する試合以外はニッポン放送ではめったに放送する機会がないため、巨人・ヤクルト以外の関東地方のチーム同士の対戦の時は完全に放送されない場合と、それ以外の地方に所属するチームとの対戦であれば対戦相手のチームの地元局のみで放送する場合が多い。 NRNに巨人主催ゲームの放送権が回復した1993年から、横浜主催ゲームがJRNに再度完全開放される直前の2001年まで、水 - 金曜のNRNナイターは、巨人主催が対ヤクルト・横浜以外の場合、ヤクルトまたは横浜主催(ごく稀にビジターゲームも)を優先する事が多かったため、対戦相手の地元局や、巨人戦を優先する方針を取っていた一部系列局(STVラジオなど日本テレビ系列と兼営またはそこから分社化した局が中心)は、巨人主催ゲームを裏送りでネット受けすることがあった。これは系列各局のローカルスポンサーの意向も影響した模様。この関係で予備カードの巨人戦もネット局が複数ある場合は全国ネットの体裁(実況アナウンサーが「ニッポン放送の制作で全国の皆様に」とアナウンスするなど)で制作することがあった。その一方、東海ラジオは巨人対中日戦が行われた場合も、同じ中日新聞資本のCBCラジオとの関係上、そのままヤクルト・横浜主催ゲームをネット受けし、特に1995年に横浜対中日戦をニッポン放送がCBCラジオに裏送りする特例措置が開始されるまでは、巨人対中日戦がNRN本番カードであっても、SFのみ第1予備カードを本番に繰り上げたり(関東圏の試合だとLFがSF向けに裏送りするか、当該カードがLFローカルで巨人対中日戦がNRN裏送りであればLFとの2局ネット)、裏カードがない場合は野球中継以外の番組を放送することがあった(土・日曜のQR制作時も同様)。東海ラジオはその措置の名残なのか2017年現在も巨人対中日はナイターでのNRN全国ネットカードやデーゲームを含むナイターオフ編成の開幕カード・優勝決定試合・クライマックスシリーズの場合のみ放送を行い、かつSFの乗り込み自社制作は放送できない時の素材収録にとどまる。デーゲーム時にLFまたはQRが中継しても一部例外を除いてSFへのネットができないため、裏開催のヤクルトもしくはDeNA主催をLFからの裏送りで、阪神主催を土曜日はMBSからの同時ネットで、日曜日はMBSからの裏送りまたはABCからの同時ネットのいずれかで、広島主催をRCCから同時ネットで、ソフトバンク主催をKBCからの同時ネット〔2018年まで15時台は競馬中継のため裏送り〕で放送する場合がある。ナイター時に巨人対中日がLFローカルの本番カードで、NRNナイター本番カードがヤクルト主催等の裏送りとなった場合の東海ラジオの対応は2017年現在実例がないため未定。 1995 - 1996年は、TBSラジオの巨人主催ゲームが、読売新聞社からの直接購入から再びRFラジオ日本経由の購入となった余波で、1992年以前とは逆に、水 - 金曜日の巨人主催の対ヤクルト・横浜戦がナイター編成時は引き続き読売新聞社からの直接購入となったLF/NRNとRFにしか認められなかったため(北海道シリーズのデーゲームとナイターオフ編成の開幕カードはTBSも放送可だった)、阪神戦がデーゲームまたは非開催の時は、該当カードをヤクルト・横浜主催時と同様にLFがNRN(水・木曜はMBS経由、金曜はABC経由で放送)向けとは別に水・木曜ABC向けと金曜MBS向けを制作して裏送りしていた他、自社制作時の技術協力も曜日を問わずLFが担当した。 その名残に加え、巨人主催ゲームの放送権料負担軽減も兼ね、現在でも、年数回NRNナイター本番カードをヤクルト主催ゲームとして、巨人戦を予備カード扱い(対戦相手の地元局〔主に対広島戦のRCC、対ソフトバンク戦(交流戦)のKBC〕に裏送り)、またはLF単独放送(主に在阪局が乗り込む対阪神戦と、関東圏同士となる対DeNA戦)、またはLFと対戦相手地元局(主に対広島戦のRCC)との2局ネットとすることがある他、逆にLFローカルをヤクルト主催、NRN本番カードを巨人戦(ホーム・ビジター問わず)とする場合もある。 一例として、2012年7月10日 - 12日(火 - 木)は「ヤクルト vs DeNA」をNRN本番カードとして放送し(LFでは11日はサッカー日本代表戦中継のため、12日は『巨人 vs 広島』を自社で放送するため裏送り)、「巨人 vs 広島」は10日はMBS技術協力による解説者込みでの予備待機のみ(RCCはJRNネットで、かつ京セラドーム大阪で開催の上、TBS-JRNが『阪神 vs 中日』〔ABC制作〕を本番カードとするため、TBSがABCの技術協力でRCCへの裏送りを担当)、11日(長良川球場)はSF技術協力によりLFがRCCへ裏送り、12日(東京ドーム)はLF-RCCの2局ネットで放送された。「ラジオ日本ジャイアンツナイター#NRNへの開放」も参照
※この「巨人戦以外への対応」の解説は、「ニッポン放送ショウアップナイター」の解説の一部です。
「巨人戦以外への対応」を含む「ニッポン放送ショウアップナイター」の記事については、「ニッポン放送ショウアップナイター」の概要を参照ください。
- 巨人戦以外への対応のページへのリンク