川口のプリンスとは? わかりやすく解説

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川口のプリンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 06:22 UTC 版)

且元滋紀」の記事における「川口のプリンス」の解説

且元は広瀬登喜夫阿部光雄篠崎実と共に川口四天王』と謳われた1970年代半ばから1990年代初頭大活躍した選手である。 『オート神様広瀬登喜夫八百長疑惑逮捕され現役退いていた時期頭角を現すと、同期飯塚将光と共に双璧とされ、川口所属選手の中ではグレードレースを最も多く制覇している。 初め特別競走現在のSG)を制覇したのは、1981年第13回日本選手権オートレースだった。その時点で既に同期飯塚選手権を二回制覇していたが、且元は特別タイトルには中々手が届かなかった。 しかし、苦手の走路での準決勝秋田敬吾安藤定實5期飯塚オートレース場所属)を捲り1着で優勝戦進出すると、優勝戦では並み居る強豪達を殆ど捲りのみで捻じ伏せ悲願の特別タイトル制覇当時実況担当していた小倉智昭アナウンサーの『無冠プリンス且元がキングなりました!!』『無冠プリンス且元滋紀に春が訪れました!!』という名調子と共に記憶されている。 その後第2回スーパースター王座決定戦二度目の特別制覇達成川口所属選手スーパースター制したのは、今のところこの且元が優勝した第2回大会のみである。 地元のみならず、他場のファンにも人気のある選手であった。それを証明する逸話として、1986年浜松オートレース場開催され第5回オールスターオートレースの際のエピソードがある。数ヶ月前から好調続いていた且元は優勝候補筆頭目されていた。だが、初日・2日目着外続き3日目には車体故障発生してしまい、レース中止してしまったのである。しかも、その際外線際の、観客が最接近出来金網近く停車してしまったのだ。こういう場合、大抵は罵声浴びせられるものだと容易に想像が付くが、この時は罵声は全くと言っていい程無く、むしろ残念だ声を掛ける観客多数いたのである。且元はその際近くにいた観客自分で「前節から車の調子悪く、色々やって乗っていたがダメだった」と現状説明をしたのであるまた、単独落車などのミスをした際には、レース終了後自らホームストレッチの、一番観客見易い位置まで出てきて、三方向かって一礼をする。 四天王の中では、フジ乗り換えたのが最も遅かった彼の駆るトライアンフプリンス』号とメグロニ気筒の『バージニアン』号(『バージニアン』という呼名自体は、師匠であった六反一夫選手から譲り受けたもの)は彼の代名詞とも言えるマシンであった初期の『プリンス』号はスカイブルーフレームで、トライアンフクランクケースユニオンジャックペイント施されていた。その後は『プリンス』・『バージニアン』共に純白フレームで、飯塚将光駆る『ホージョウ』・『ベルホージョウ』が真紅塗装されていたのとは正反対で、二人が共にレースではお互い大変に目立っていた。 1993年セア一斉乗り換え以降、『プリンス』が日の目を見ることはほとんどなかったが、最近ではレストアされた『プリンス』でデモ走行行ったり、スタンド前での空吹かしデモンストレーションや、特別展示にも使用されている。 公式プロフィールでは『趣味なし』となっているが、無類高校野球好き。特に、夏の甲子園開催される時期には休み取って全試合観戦する程である。 現役時インタビューでは「引退意思はないと」発言する一方で引退後選手養成所教官になる」という目標持っていることを語ったが、68歳まで現役通した

※この「川口のプリンス」の解説は、「且元滋紀」の解説の一部です。
「川口のプリンス」を含む「且元滋紀」の記事については、「且元滋紀」の概要を参照ください。

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