少年探偵団 (名探偵コナン)
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少年探偵団(しょうねんたんていだん)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス『名探偵コナン』の作品に登場する、子供だけで構成された架空の探偵団である。
注釈
- ^ 劇場版第6作『ベイカー街の亡霊』では光彦が「ボクたち少年探偵団の先輩」と解釈している。
- ^ 『少年探偵団シリーズ』に登場する鉛製のコイン「BD(Boys Detective)バッジ」を踏襲したものと思われる[要出典]、「探偵団(Detective Boys)バッジ」を阿笠博士が作っている。
- ^ 引率はしないが、コナンや蘭を通じて鈴木園子・服部平次・遠山和葉が探偵団の遠出に同行することもある。
- ^ クロスオーバー作品である劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では、ルパン一味が日本にいることを知った際、銭形警部を出し抜こうとして独自の調査でルパン一味のアジトを突き止め乗り込んだ。また、阿笠博士の家に帰されコナンに怒られた後も、ルパン一味を捕まえるための別の作戦を博士と相談していた。
- ^ ただし、コナン自身も初期は抜け駆けが多く、勝手に単独行動を取ることが多かった。その事を光彦に指摘されたこともある。
- ^ 彼女は江戸川乱歩の『少年探偵団シリーズ』のファンであり、「小林を入れないわけにはいかないでしょ?」と言っている[9]が、正式な顧問ではない。
- ^ 灰原など主要な役割を担う女性キャラが随時登場して活躍し始めるまでは、蘭に次ぐ本作のヒロイン的なポジションとして描かれていた。その後も原作・アニメ共に関わる事件の内容によっては、時にヒロイン的な活躍を見せる事がある。
- ^ 行きたい高校を制服で選ぼうとしたことがある。[10]。また、OVAでは一度化粧をしてみたかったと述べている[11]。
- ^ OVA『ロンドンからのマル秘指令!』の中で、歩美は灰原に「歩美がハムサンドとタマゴサンド好きだから、ママはいつもこれ作ってくれるの」と語っている。
- ^ 例として、コナンから探偵団バッジを受け取った後、大喜びをしながら勢いよくキスをしたことがある。それを傍らで見ていた光彦と元太は激怒してコナンを追いかけ回した。[13]
- ^ コナンは正体の新一として、幼少時から一貫して幼なじみの蘭しか自身の恋愛対象として見ていないが、映画館などにおいて稀に歩美が傍で密接してきた時に赤くなることもあり[14]、コナンなりに歩美を年齢相応には可愛い娘と認識していることも示唆されている。
- ^ 劇場版第5作『天国へのカウントダウン』では、コナンが蘭のことを好きだと疑い(理由は「女の勘」)、悩んでいた。
- ^ 歩美本人は以前から名前で呼びたかったが、ためらってなかなかできなかった。一方、灰原はこの一件以降も「吉田さん」と呼んでいるが、アニメオリジナルエピソードやOVAで「歩美ちゃん」と呼んだこともある[20][11]。
- ^ その直後に元太と光彦も「哀ちゃん」と呼ぼうとしたが、灰原に拒絶された[19]。
- ^ この設定は劇場版第3作『世紀末の魔術師』で明らかになった。後に原作にも登場する。このマンションは作者の青山がかつて住んでいたマンションがモデルである[1]。
- ^ 『名探偵コナン特別編』では、歩美の家に空き巣が入る事件が発生した際、母親と思われる女性が描かれている。
- ^ 高木刑事との2役で、アニメの次回予告で「変身します」と言って高木刑事から元太に声を変えるアドリブを披露したことがあるなど、「1人2声」を使い分けている。ただし、高木本人が言うには「高木刑事から元太に切り替えるのは難しくないが、逆に元太から高木刑事に切り替える場合は混乱しやすい」とのこと。
- ^ 初期の頃は探偵団バッジなどを介してやり取りする際、「こちら隊長」もしくは「団長〜」などと言っていたが、後にこのようなセリフは言わなくなった。
- ^ ただし、劇場版第11作『紺碧の棺』では45キログラムと言っている。
- ^ 外伝「ニュース探偵コナン」ではいつも0点を取っているという描写がある。
- ^ コナンに駄菓子に興味がないといった態度をとられただけでそれを「思い上がっている」として怒るなど。[29]
- ^ 使ったとしても、「はい」や「ごめんなさい」程度である。
- ^ 特に高木刑事に対しては、その態度が目立ってきている。
- ^ 初期の頃はわりと暴力的であったが、その描写は早いうちに影を潜めた。また、その頃も弱い者いじめなどはしていない。
- ^ 例えば劇場版第12作『戦慄の楽譜』で、秋庭怜子の飲み物を「喉の調子が良くなる効果がある」と思い込み、勝手に飲んだ結果、何者かに混入させられていた薬物の作用で、数日間、声が出にくくなってしまったなど、自身の軽率な行動でひどい目に遭うことも少なくない。また、元太が上記のような勝手なことをして、コナン達がその尻ぬぐいをさせられる事も多い。
- ^ ただし、「命がけの復活」でコナンが瀕死の重傷を負った時は光彦や歩美同様自分のせいだという自覚をする[27]ほか、自分が部屋でボールを蹴って作っていたカレーを駄目にした上に部屋と歩美がカレーまみれになった時はその後灰原の強烈なビンタを食らったこともあって反省していた[12]。その後の誘拐でも自分のせいだと取り乱しており、仲間が絡むと素直に反省する面が目立ってくる。
- ^ 『名探偵コナンラジオ』にて、元太役の高木渉は「現在は初期の頃ほど『歩美、歩美』と言わなくなった」という旨の発言をしている。
- ^ 劇場版第2作『14番目の標的』などでは、高額な値段の話が出るたびに「鰻重で何杯分(の値段)だ?」と光彦に尋ねることがあり、光彦からはあきれられている。
- ^ コナンと灰原を除き、探偵団の中で唯一両親が登場している(母親は元太のセリフ中にたびたび登場したり容姿も描かれているが、現在でも直接の出番はなく本名も不明である)。
- ^ 『名探偵コナン40+ SDB』に記載されている作者インタビュー(151ページ)によると、原作者の青山剛昌は、「本来はもう少し嫌な性格にするつもりだったが大谷さんの声がかわいかったから変えた」と語っている。
- ^ 2006年に大谷が体調不良で降板していたため、アニメ425話・427話・428話・435話・436話、劇場版第10作『探偵たちの鎮魂歌』のみ代役。
- ^ アニメでは大谷育江が光彦と朝美の2役を演じているため、声が似ている。
- ^ 少年探偵団のメンバーで兄弟姉妹の存在が確認されているのは灰原と光彦の2人だが、灰原の姉の宮野明美は加入前に死亡したため、存命なのは光彦の姉の朝美のみである。
- ^ 初期の頃は比較的くだけた話し方をすることもあった。また、犯人などには敬語を使わないこともある。
- ^ 給食ではいつもニンジンを残しており、そのことについて歩美に咎められたときに言い訳をしたこともある。
- ^ ただし、魚の「サバ・コイ・タイ・ヒラメ」に漢字の書き方があることは知らなかった[36]。
- ^ 一部飛躍しているものの、概ね当たっている。
- ^ 「命がけの復活」では、出口の場所を話す前に犯人の銃撃で負傷して意識を失ったコナンが残したヒントをもとに、出口を見つけ出している[27]。また、「龍神山転落事件」では、読んでいた小説をヒントに暗号を自ら解き、自動車窃盗団を逮捕に導いた[43]。
- ^ この回の犯人は、他の事件の犯人と比べてあまりにも単純かつ無知な上にドジであったため、コナンの推理が犯人の行動と全くかみ合わなかった。それに加え、光彦と犯人が民事時効を知らなかったことが幸いしている。
- ^ 劇場版第5作『天国へのカウントダウン』では、「自分は同時に2人を愛してしまった悪い男なのか」と蘭に相談している。劇場版第12作『戦慄の楽譜』では、クラスでの合唱の練習中に、秋庭怜子に「自分の前の列にいる女の子(灰原)に意識が向いていて、合唱に集中できていない」と指摘されていた。
- ^ 夏祭りの日に、歩美と灰原が「蛍を見てみたい」と話しているのを聞き、彼女たちに生きている蛍を見せてあげようと、群馬県の森林に蛍を探しに一人で向かった際、逃亡中の指名手配犯である沼淵己一郎に遭遇したことがある[46]。
- ^ なお、原作での初登場は単行本2巻File.8「恐怖の館」。
- ^ 毛利探偵事務所で偶然出会い、光彦がメールを交わしてコナンと推理対決をしたことがある[49]。
出典
- ^ a b 「青山剛昌先生が語る! 真実へと迫る SECRET REPORT」『週刊少年サンデー』2013年33号、小学館、2013年7月31日、5頁、ASIN B00G2GOHDM。
- ^ a b 単行本4巻File.7「暗号表入手!!」 - File.10「光る魚の正体」(アニメ4話「大都会暗号マップ事件」)。
- ^ 単行本15巻File.4「声が似てる!?」 - File.7「デュエット!?」(アニメ81話 - 82話「人気アーティスト誘拐事件」)。
- ^ 単行本27巻File.4「18年前の男」 - File.6「時効成立」(アニメ205話 - 206話「本庁の刑事恋物語3」)。
- ^ a b c d 単行本9巻File.1「危ないかくれんぼ」 - File.3「えっ! 本当!?」(アニメ12話「歩美ちゃん誘拐事件」)。
- ^ アニメ795話「若奥様が消えた秘密」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本2巻File.8「恐怖の館」 - File.10「地下室の悪夢」(アニメ20話「幽霊屋敷殺人事件」)
- ^ アニメ1052話「少年探偵団の肝試し」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本50巻File.5「ワクワク取材」 - File.7「ザ・少年探偵団」(アニメ435話 - 436話「探偵団に注目取材」)。
- ^ 特別編1巻File.2「誘拐」(アニメ86話「誘拐現場特定事件」)。
- ^ a b OVA『ロンドンからのマル秘指令!』。
- ^ a b 単行本74巻File.2「動画サイト」 - File.4「歩美の痕跡」(アニメ656話 - 657話「博士の動画サイト」)。
- ^ アニメ109話「探偵団大追跡事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本23巻File.1「チネ・チッタ」 - File.3「夢の場所」(アニメ138話 - 139話「最後の上映殺人事件」)。
- ^ アニメ165話「少年探偵団消失事件」(アニメオリジナル)。
- ^ a b 単行本31巻File.5「暖かき海」 - File.7「勇気ある決断」(アニメ246話 - 247話「網にかかった謎」)。
- ^ 劇場版第2作『14番目の標的』。
- ^ 単行本第69巻File4「目には目を」(アニメ598話「湯煙密室のシナリオ(後編)」)
- ^ a b c 単行本39巻File.6 - File.8「引きさかれた友情」(アニメ329話 - 330話「お金で買えない友情」)。
- ^ アニメ140話「SOS! 歩美からのメッセージ」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本72巻File.8「オオカミ少年」 - File.10「カルタの真実」(アニメ642話 - 643話「カルタ取り危機一髪」)
- ^ 単行本27巻File.4「18年前の男」(アニメ205話「本庁の刑事恋物語3(前編)」)。
- ^ a b c d 劇場版第5作『天国へのカウントダウン』。
- ^ 単行本10巻File.6「熱いからだ」 - File.8「もう一人の乗客」(アニメ50話「図書館殺人事件」)。
- ^ 劇場版第9作『水平線上の陰謀』。
- ^ 単行本63巻File.3「回る凶器」 - File.5「毒物のありか」(アニメ549話 - 550話「回転寿司ミステリー」)。
- ^ a b c 単行本25巻File.11「一つの確信」(アニメ189話「命がけの復活 負傷した名探偵」)。
- ^ 単行本21巻File.8「桜田門の変!?」(アニメ146話「本庁の刑事恋物語(前編)」)。
- ^ アニメ1089話「天才レストラン」(アニメオリジナル)
- ^ 単行本45巻File.3「海の上の開かれた密室」 - File.5「嬉しい火傷」(アニメ366話 - 367話「丸見え埠頭の惨劇」)。
- ^ 単行本18巻File.6「転校生は…」(アニメ129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」)。
- ^ 単行本54巻File.3「探偵団の雪ダルマ」 - File.5「破局の雪山」(アニメ466話 - 467話「割れない雪だるま」)。
- ^ 単行本98巻File.3「紅葉の挑戦状」(アニメ1024話「大岡紅葉の挑戦状(前編)」)。
- ^ 単行本63巻File.6「猪・鹿・蝶」 - File.8「選手権の目的」(アニメ551話 - 552話「犯人は元太の父ちゃん」)。
- ^ 年齢的には乳歯なのだろうけれど、画像的に前歯ではなさそうなので、臼歯なのだろうけれど、永久歯のスペースを確保するためには、なるべく抜歯せずに保存するのが望ましい。
- ^ 単行本64巻File.1「一角岩」 - File.3「殺気」(アニメ542話 - 543話「魚が消える一角岩」)。
- ^ アニメ518話 - 519話「明治維新ミステリーツアー」(アニメオリジナル)。
- ^ a b c アニメ225話「商売繁盛のヒミツ」(アニメオリジナル)。
- ^ a b c 劇場版第20作『純黒の悪夢』。
- ^ アニメ281話「小さな目撃者たち」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ423話「探偵団と青虫4兄弟」(アニメオリジナル)。
- ^ OVA『阿笠からの挑戦状! 阿笠vsコナン&探偵団』。
- ^ a b c アニメ209話「龍神山転落事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本21巻File.3「象牙の塔」(アニメ137話「青の古城探索事件(後編)」)。
- ^ アニメ871話「ノブナガ四五〇事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本35巻File.8 - File.10「消えた光彦」(アニメ289話 - 290話「迷いの森の光彦」)。
- ^ 少年サンデー特別編集プロジェクト編 編『コナンドリル』小学館、2003年5月、153頁。ASIN 4091794025。ISBN 9784091794024。OCLC 675320813。全国書誌番号:20410712。
- ^ 単行本11巻File.2「生放送中の死」 - File.4「緊急推理ショー」(アニメ31話「テレビ局殺人事件」)。
- ^ 単行本66巻File.5「もののけ倉」 - File.7「倉の秘密」(アニメ571話 - 572話「もののけ倉でお宝バトル」)。
- ^ “読売テレビ:大阪本社新社屋「10plaza」9月公開 「名探偵コナン」がいっぱい”. MANTANWEB (MANTAN). (2019年8月29日) 2021年1月11日閲覧。
- 1 少年探偵団 (名探偵コナン)とは
- 2 少年探偵団 (名探偵コナン)の概要
- 3 概要
- 4 メンバー
- 5 補足
- 6 脚注
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