小型ヨット単独無寄港太平洋横断航海とは? わかりやすく解説

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小型ヨット単独無寄港太平洋横断航海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:34 UTC 版)

堀江謙一」の記事における「小型ヨット単独無寄港太平洋横断航海」の解説

1962年5月12日23歳のときに小型ヨットMERMAID』(マーメイド全長5.83m、水線長5.03m、幅2.00m、船体合板ラワン)製)で、単独寄港太平洋横断目指して、兵庫県西宮出港同年8月12日アメリカサンフランシスコ入港し成功した航海日数94日。なお、日本人による単独寄港太平洋横断初めて、小型ヨットでは世界初可能性もあるものであった当時ヨットによる出国認められなかったため、「密出国」という形になった8月10日家族から捜索願が出されたことを受け、大阪海上保安監部は“自殺行為”とみて全国海上保安本部へ“消息不明船手配”を打電し不法出国問題より、救助先決にしていた。 堀江サンフランシスコ到着したとの連絡受けた大阪海上保安監救難係は、「アメリカからは直ぐ不法出入国者として強制送還され、日本に着くと直ぐ捕まえられることになる」と話しまた、監部警備救難課長は「こんな真似をされては困る。ヨット同好者などが、このような冒険”を称賛するようなことがあればとんでもない間違いで、海の恐ろしさ知らぬ人命軽視”だ」と非難した。なお、大阪入管事務所は「小型ヨット一般旅客みなされるので当然ビザ必要になる。たとえ申請があっても許可しないのは常識」と話した。 しかし、サンフランシスコ市長ジョージ・クリストファーが「コロンブスパスポート省略した」と、尊敬の念をもって名誉市民として受け入れ1か月間の米国滞在認めるというニュース日本国内報じられたところ、日本国内マスコミ及び国民論調手のひらを返すように、堀江の“偉業”を称えるものに変化したその後帰国した堀江密出国について当局事情聴取受けたが、結果起訴猶予となった。 『マーメイド号』は、横山設計によるキングフィッシャー19フィートスループで、姫路市奥村ボート(現・オクムラボート)にて建造された。船名は、資金不足悩んでいた際、敷島紡績(現 : シキボウ)からの、同社商標の「マーメイド人魚)」マーク入れてくれれば、帆を一式寄付するとの申し出受け入れたことに因んでいる(秘密裏計画だった太平洋横断航海スポンサーではない)。 同艇は、現在、サンフランシスコ米国海洋博物館保存・公開されている。 1963年2月20日第11回菊池寛賞授賞決定された。授賞理由は、「単身ヨット駆って世界最初太平洋横断した快挙に対してである。

※この「小型ヨット単独無寄港太平洋横断航海」の解説は、「堀江謙一」の解説の一部です。
「小型ヨット単独無寄港太平洋横断航海」を含む「堀江謙一」の記事については、「堀江謙一」の概要を参照ください。

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