【対レーダーミサイル】(たいれーだーみさいる)
Anti Radar / Radiation Missile (ARM).
レーダー設備、およびレーダーを搭載した車両や水上艦を攻撃するミサイル。
パッシブレーダー誘導を採用し、主にSAMサイトを沈黙させるために使用される。
レーダーの照射を一時的に止める事で誘導を妨害して回避できる場合がある。
そのため、GPSやINSなどと併用して誘導を行う改良型も開発されている。
湾岸戦争における有名な逸話。
ある時、アメリカ空軍機がARMを搭載していない状況で地対空ミサイル管制レーダーに捕捉された。
そこでパイロットは無線で一言「マグナム!」とコールしてみた。
敵軍の管制官がこのコールを傍受してARMが発射されたと判断したのか、敵のレーダー照射が止まったという。
関連:敵防空網制圧 ワイルドウィーゼル 地対空ミサイル 艦対空ミサイル ALARM AGM-88 HARM Kh-31P(AS-17P) YJ-91 KS-172
対レーダーミサイル
対レーダーミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 03:36 UTC 版)
「ワイルド・ウィーゼル」の記事における「対レーダーミサイル」の解説
対レーダーミサイルは敵のレーダーから放射される電波を追跡し、その電波源を破壊することを目的とする誘導ミサイルであり、F-105G以後のワイルド・ウィーゼルの標準的な武装となった。
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