委員の発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 20:31 UTC 版)
「東京都青少年問題協議会」の記事における「委員の発言」の解説
前田雅英 「Santa Fe#国会での児童ポルノ認定を巡る議論」および「メディア効果論#メディアの青少年への悪影響論に対する社会学者からの意見」も参照 実在しない、国会におけるアグネス・チャン参考人と保坂展人衆議院議員との間におけるやりとりを捏造した。 議事録に記載されている前田の発言によると、「児童ポルノといっても宮沢りえのヌード写真集は芸術できれいじゃないか、あなたはそれでも禁止するんですか」との保坂の質問に対し、「15~6の写真、そんなにあなた見たいんですか、これが何で芸術なんですか、芸術だと思う人はいいかもしれないけど、児童の全体の世界の流れの中で児童ポルノを考えるときに、あなた、18歳までなぜ待てないんですか」とアグネスが回答し、言葉を失った保坂が「ケチョンケチョンにやられちゃう」場面があったとされる。 しかし、衆議院のビデオライブラリーでも国会の会議録でも確認できるように、これに類するやりとりは存在しない。実際には、「児童ポルノ」の定義をめぐる議論の中で、保坂が『Santa Fe』(を「児童ポルノ」でないと明言しながら同書)に対する参考人らの見解を質疑し、チャンが同書を閲覧していない旨を答弁したのみである。 他にも、「女性とか子どもは虐待されると喜んでいるんだという種類の描写、これは明らかに助長するということははっきりしている。だから、これは禁ずるべきである。これはほぼ異論がないのだと思います。」、「統計的に、こういうものがあるから増えたという立証は、データとしてはそんなに明確には無いんだということなんですね。」、「無いから影響していないというのも間違いだと思うんですけれどもね。」、「どう考えても、実在する人がいなければ、どんな漫画でも許されるというのはおかしい」などとも発言している。 新谷珠恵 「あのような汚らしい過激な性表現を許すということ自体がおかしい」、「幼児や子どもを過激な性の対象にした写真集、漫画、そういったものは本当に何かの規制をかけるべきだと思います」、「言論の自由とか表現の自由とおっしゃいますけれども、それはプラスα、芸術性のあるときだと思います」、(小児性被害について)「アニメ文化とか、ロリコン文化が絶対助長していると思います」と発言している。 他にも、いわゆる「カタルシス理論」(性行為などを描写した漫画などがガス抜きとなって性衝動が発散されるとの理論)を完全に否定し、(規制に慎重や反対など批判的な意見を述べる者に対して)「何でそういった人のことまでそんなふうに考えなきゃいけないのかなと思います」、「マイノリティに配慮しすぎたあげく、当たり前のことが否定されて通らないというのはどうしても私は納得できない」と発言している。 大葉ナナコ 「児童ポルノの愛好者の人たちが児童に悪影響を与えるとか、漫画のひどいものが出ているといったら、その人たちはある障害を持っているんだというような認識を主流化していくことはできないものか」、「性同一性障害という同じ位置づけで、子どもたちに対する性暴力を好む人たちを逃がしていくとしたら、障害という見方、認知障害を起している人たちという見方を主流化する必要があるのではないか」と発言している。また、規制に慎重や反対など批判的な意見を述べる者に対し、エビデンス(証拠)を出す時間も必要もない暴力だと発言している。 住田佳子 議事録に記載されている限り、人権擁護委員である住田佳子を含め、以上のような発言を問題視や注意した委員は、確認できない。
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