事件・エピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:59 UTC 版)
※肩書きはすべて当時。 「バカヤロー」事件 1953年(昭和28年)の衆議院予算委員会にて、右派社会党議員の西村栄一の発言に怒りを感じた首相の吉田茂が「バカヤロー」と発言し、この後の衆議院本会議にて衆議院は解散された。 詳細は「バカヤロー解散」を参照 宮本顕治は「人殺し」事件 1988年(昭和63年)2月6日の衆議院予算委員会での質疑で、日本共産党議員の正森成二に「過激派の泳がせ政策」を肯定する自由民主党本部放火襲撃事件直後の発言を引用された浜田幸一委員長が、その発言を認めたうえで「我が党は旧来より、終戦直後より、殺人者である宮本顕治君を国政の中に参加せしめるような状況をつくり出したときから、日本共産党に対しては最大の懸念を持ち、最大の闘争理念を持ってまいりました」と主張。更に浜田とのやり取りを打ち切って大蔵大臣である宮澤喜一への為替介入に係る質問をしていた正森を突如遮り「昭和8年12月24日、宮本顕治ほか数名により、当時の財政部長小畑達夫を股間に……」「針金で絞め、リンチで殺した。このことだけは的確に申し上げておきますからね。いいですね。」「私が言っているのは、ミヤザワケンジ君が人を殺したと言っただけじゃないですか。」等と不穏当発言を始め、委員会は大荒れとなった(参照:日本共産党査問リンチ事件)。浜田はこの件で委員長を辞任した。 詳細は「浜田幸一#「宮本顕治人殺し」発言」を参照 ※その他、1990年代前半頃までTVやラジオの放送内容や世相について一言とりあげられる機会もしばしばあり、マスコミ業界では委員の発言に一喜一憂することも多かった。 YouTubeで質問募集 2019年(令和元年)10月10日の第200臨時国会における衆議院予算委員会での質疑で、YouTuberとしても活動する国民民主党代表の玉木雄一郎が、自身のYouTube個人チャンネルを利用し、視聴者からYouTubeコメント欄とTwitterにて質問を募集し(「全部は無理!」と断り付き)、それらを元に当日の質問を行った。その後も不定期で同様の企画が行われている。 新型コロナウイルスによる変則日程 通常、1日に2度開催される事はないが、第201通常国会会期中の2020年(令和2年)4月29日は、新型コロナウイルスに伴う大規模経済対策を盛り込んだ2020年度第1次補正予算を4月30日までに成立させる必要性から、祝日返上の上、午前中に衆議院の予算委員会を行い、総務委員会・財務金融委員会・本会議を行って衆議院で可決させた後、午後に参議院の予算委員会を実施して予算成立の迅速化を図った。 また、改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法32条による緊急事態宣言を延長した事に伴う集中審議も同様に、午前中に衆議院、午後に参議院の順で1日2度開催された。 第204回国会の予算審議においては緊急事態宣言の発令中であったことから、移動を避けるために地方公聴会を取りやめ、参考人質疑という形で代替した。先述の通り、地方公聴会は国会法上の公聴会とは異なり義務的なものではないため、このような取り扱いが可能になったものである。
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