大都芸能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:23 UTC 版)
速水真澄(はやみ ますみ) 社長。業界には辣腕若手社長として名を知られ、仕事の為なら時に冷酷な手段も厭わない。速水英介は継父であり、実父の顔を知らない。マヤとは悪態をついてからかう間柄だが、やがて真剣に彼女を愛するようになっていく。11月3日生まれ。 速水英介(はやみ えいすけ) 大都芸能会長。大都グループの創設者。真澄の継父。岡山県出身。 有名な資産家・速水家の妾腹であり、正妻である継母や異母兄弟達からは冷酷な仕打ちを受けて育つ。14歳のときに岡山を飛び出し東京に来てから色々な仕事に就く。その後は運輸業で身を起こし、『紅天女』に惚れ込んで以降は大都芸能を創設し芸能界にも進出する。自身の望む形で『紅天女』を公演することに血道を上げており、『紅天女』の上演権を手に入れようとやっきになるあまり尾崎一蓮を自殺に追い込んでしまったために月影に対して負い目を感じている。 住み込みの家政婦の息子であった真澄を後継者と定め、再婚の上で養子として迎え入れ、徹底した帝王学を叩きこみながら厳しく育て上げた。徹底した能力主義を貫き、自分にとって不要と思えば兄弟や妻子であっても切り捨てる非情な性格のため、養子である真澄からは憎まれている。 往来で見かけた月影を追跡中に交通事故に遭い、それ以来足が不自由になる(原作・アニメは車椅子、ドラマでは杖をついている)。以来、後継者の真澄に会社の運営と『紅天女』公演の夢を託し、自身は一線から退く。 自分の正体を隠し、マヤの前に何度か姿を現している。マヤの人柄や演技に対するひたむきな情熱に往年の月影の面影を見出し、本人と気づかなかったとはいえ、臆面もなく自分たち親子のことをゴキブリ呼ばわりまでした彼女のことを気に入った様子を見せている。 一方、真澄がマヤに好意を持っていることにも薄々感づいているようで、彼女の存在を大都芸能と紅天女をものにする上での障害とみなしている。 水城冴子(みずき さえこ) 真澄の秘書。芸能界入りしたマヤのマネージャーも一時兼任していた。知的な佇まいとクールな雰囲気の美女だが、性格は温かく親身で、マヤと真澄の関係を否定することなく二人の行く末を心から心配し、共に自分の気持ちに素直になることを願っている。 真澄のことは世間の評判を気にすることなく心から敬愛しているが、彼がマヤの母を非道なやり口の末に死に追いやったことにはさすがにショックを受け、非難している。 大学時代、大都芸能でアルバイトをしていたときに速水会長に仕事の才能を認められ、卒業後入社を勧められた。趣味は、仕事&ゴルフ&映画鑑賞。本編では下の名前は出てこない。千葉県出身。父親の仕事の関係で6歳から東京で育ち、15〜20歳までアメリカに留学していた。2月13日生まれ。 若干だが真澄よりも年上である。(具体的な年齢については不明) 聖唐人(ひじり からと) 英介と真澄に影として仕える男。一家心中の際に母と妹を失ったところを速水英介に助けられ、以後父と共に大都芸能の裏の仕事を担当する。真澄とマヤの橋渡しを買って出る。
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