劇団オンディーヌ
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姫川亜弓(ひめかわ あゆみ) もう1人の主人公。劇団オンディーヌ所属の女優。幼い時から演技の才能を謳われる才媛で、自身の実力に強い自信を持っていたが、マヤと出会って自信を揺らがせていく。マヤのライバル兼一番の理解者。不正や卑怯な手段を何よりも嫌う。8月5日生まれ。 桜小路優(さくらこうじ ゆう) 劇団オンディーヌ所属の俳優(青年部まで在籍していたが、『紅天女』以前に退団している)。マヤより2歳上。劇団オンディーヌの入団試験を受験しに来たマヤに一目惚れし、彼女のためにいろいろと世話を焼く。朗らかで責任感も強い好青年。麻生舞の面倒を見つつ、俳優としてのキャリアを着実に積んでいる。『忘れられた荒野』の舞台でマヤと共演したことを機に、彼女への恋心を再燃させる。黒沼脚本の『紅天女』では、一真役である。母と祖母、妹の玉美の四人暮らし(『紅天女』試演稽古の時点では家族との電話やりとりの話から父もいることがわかる)。紅天女の試演稽古期間中では、自分の気持ちに正直になろうと決めて舞と別れる。それでもマヤの気持ちを待ち続けるが、マヤの気持ちが真澄にあると知る。その後は動揺を隠せないままバイクを走らせているうちに交通事故を起こしてしまう。事故により全身打撲のうえに全治2ヶ月の左足首骨折をしたため役を降ろされそうになる。それでも無理を押して一真役をやりたいという気持ちを知った黒沼の許可とアドバイスにより、骨折した左足の不自由な歩き方を一真役そのもののハンディとして利用して引き続き演じることとなった。7月7日生まれ。 小野寺一(おのでら はじめ) 演出家で劇団オンディーヌ理事→理事長。『紅天女』の上演権を手に入れようと、次々と卑劣な策略を仕掛ける。姫川家とは親交があり、亜弓に深く肩入れする。一方で、マヤの演技力を正当に評価しようとせず、彼女に会うたびに嫌味を言う。大都芸能の推薦により、黒沼龍三とともに『紅天女』の演出家候補に選ばれるなど演出家としての実力は本物である模様。 麻生舞(あそう まい) 劇団オンディーヌの研究生で、桜小路の後輩。桜小路に好意を寄せ、一方的に交際まで漕ぎつけた元カノ(?)。献身的で料理が得意。『紅天女』試演稽古に集中する桜小路とは連絡が次第につかないことに不安を抱き、稽古場まで押しかける。そのとき桜小路との仲を再度疑ってマヤをなじり、止めようとした桜小路に今までの不満をぶつけた。自分に嘘をついて傷つけることを危惧する桜小路から別れを告げられる。
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